夏場、特に増える修理に水没復旧作業というものがあります。夏場は特に水場へ行く機会も増える為水没も必然的に増えてしまいます。夏場に特に増えますが水没復旧作業自体は年中お問い合わせがあります。ですがあまり水没復旧作業についてご存知でない方も多いのではないでしょうか? 😨耐水機能防水機能の付いたスマホの落とし穴😨まずはじめに最近は耐水機能や防水機能を謳ったスマホが沢山ありますよね!海や川に行くのがお好きな方はこういった機能を重点にスマホを選ぶ方も多いのではないかなと思います。海や川にはあまり行かないよ。という方でもこういった機能が付いているとついついお風呂で使ってしまうという方は多いと思います。ですがこの耐水機能、防水機能はあくまでも内部に水分が入り込みにくなっていますよというもの。どんな状況、条件でも大丈夫 という訳ではなく、しっかり条件は付いています。ついつい耐水や防水のみに目が行ってしまいがちで実際にはどの程度の水に耐えてくれるのかしっかり把握している方は少ないのではないでしょうか?把握せずに使っていると知らず知らずのうちに水没してしまう可能性もあるのでしっかり把握しておくことがとても大事です。 ❕Androidの保護等級によって保護能力が違う❕ 保護等級は機種がわかるのであればインターネットでも確認する事が出来ます。基本的にはスペックに記載されていると思います。(防水/防塵)のところで 防水(IPX〇/IPX〇) 防塵(IP〇X)という風に記載されています。〇の中には数字が入り保護の等級になっています。もちろんですが等級によって保護の能力は変わります。 例えばXperia8であれば 防水はIPX5/IPX8と記載されているのですがこの端末でいうと【IPX5はあらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない】【IPX8は継続的に水没しても内部に侵入することが無い】という内容です。ちなみにIPX8は等級の中で一番最高等級です。IPX5/IPX8のように異なる数字が並んで記載されている際どちらを基準にしたらいいのか分からず困惑するかもしれませんがこの場合は保護性の条件が違うため分けて記載しているそうです。水に沈めた際の等級が8、噴流水からの保護は5というかんじですかね! そして、何気に一番大事な部分なのですがこういった試験を行う際に使われる水分は【真水】。海などの海水やジュースなどは本体を開けてみると塩になっていたり、ベタベタな粘着質になってしまっており端子やコネクタにこびりついてしまっていることもありますので注意が必要です。 耐水や防水が付いているとついついこれくらいなら大丈夫かな…となるかもしれませんが基本的には水場での使用はお勧めできません。?水没復旧作業とは勘違いしやすい注意点!時すでに遅し...水没してしまった...という方は梅田店へご相談頂きたいのですがそこで注意してほしいことがあります。それは【水濡れをする前の状態に戻す修理ではなく、あくまでもバックアップを取れる状態にしますよ】という作業であるという事です。これはどういうことか?と言いますと水濡れにより受けた、基板のダメージは完全に直すことが出来ないからです。その為一時的に復旧してその時はいつも通り使えるよう改善された!と思ってもいきなり、また電源が入らなくなってしまう可能性が極めて高い為です。その為修理をして、また今まで通り使いたい!という理由での修理はあまりお勧めができません。ですがデータのバックアップを取りだしたい!という事であればとても有効的な修理なのでもしデータだけでも抜き取れれば…!という方はお気軽にご相談ください! HPの水没復旧修理ページに飛びます→水没復旧修理 (Xperia、Nexus、Huawei、Galaxyなど)