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今回はいつもと少し違う修理内容をご紹介致します。

 

まず、最初に伝えておきたいのは本日ご紹介する作業は「どの端末でも出来る」というわけではありません！！

場合によっては症状を悪化させてしまう可能性もあるリスクの高い作業です。

 

~　落下により起動不可に！充電器に差しても何の反応もない...　~

落としてしまった事が原因で画面が酷く割れているXperia8。

ここまで激しく割れている端末ですがタッチ操作は出来て液晶の表示も特に問題が無かったそうです。

ですが充電の残量が少なくなり、充電しようとしたところ、充電ケーブルを差しても反応が無く充電が出来なくなっていたそうです。

現在はわずかに残っていた充電も尽きてしまい、起動しない状態です。

もともと割れてから機種変更を考えていたそうですがデータのバックアップを取る前に充電が切れてしまいかなりお困りの様子でした。

帰省中の為、明日には帰らないと行けない...それまでに出来ることがあれば試して見て欲しい。との事。

店舗の充電ケーブルを差してみたところケーブルを差した時に少し跳ね返りがある事、スルッとケーブルが抜けるという事が確認できました。

落下した衝撃によりドックコネクターが抜けてしまっている可能性が高いです。作業としては【メンテナンス】で対応ができるかもしれません。

ですが1つ、問題があります。Xperia8は画面から分解する構造になっているのですが、見ての通り持ち込まれたXperia8はかなり酷く割れています。

この状態で画面を開けるとほぼ100%の確率で割れは広がってしまいます。

画面にはガラス、液晶、タッチセンサー が付いているのですが開ける際、どうしても圧がかかります。ガラスの割れが広がるならまだマシです。

最悪なのは、液晶割れてしまい液漏れなどの表示不良を起こしてしまう可能性であったりやタッチセンサーが壊れてしまうとタッチ操作が出来なくなったり誤作動を起こしてしまう

可能性があり、そうなると、せっかくメンテナンスで改善し、充電ができるように改善したとしても操作が出来ずバックアップは取れません。

状態が悪化してしまう可能性もあり、かなりリスクの高い修理です。とはいえ、お客様自身でいろんな修理店へ連絡したそうですが、そもそもAndroid端末の修理を行っていない
という事で断られてしまったそうです。メーカーでの修理は日数だけではなくデータも消えてしまうため避けたいという事で、イチかバチかで作業を行ってみることになりました。

出来るだけ画面に圧がかからないようにしっかりと画面を温めていきます。ですが温めすぎると液晶がダメになってしまうので加減を慎重に見極める必要があります。

そして、割れが広がらないよう、画面そのものを湾曲させないよう慎重に画面を開けていきます。

画面が開けれたら後は簡単です！ショートを防ぐためにバッテリーのコネクターを先に抜いて画面のコネクタを抜いて銀色のヒートシンクを外します。

分解してみたところやっぱりドックコネクターが浮いていました。(一番大事な所なのに写真を取り忘れました..."(-""-)")

コネクターをしっかりとはめてまた組み上げていきます。

メンテナンス後のXperia8は

充電が出来るように改善され、起動するように！！懸念していた液晶破損やタッチ不良も大丈夫そうです。

当店では提携しているグループ会社の中には中古端末の販売なども行っている為今回は購入いただいた端末に無事データを移してお返しすることが出来ました。

今回の作業はかなりリスクが高く端末の機種や状態によってはお断りする場合もあります。

ですが、出来る可能性ももちろんあるのでお困りの際はお気軽にご相談下さいませ。