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今回はタッチ操作が効かなくなってしまってロック解除が出来ないスマホのデータ救出を行いました！

 

ご相談頂いた機種はXperiaXZ1（SO-01K）という機種でした。

お客さんはスマホの画面が壊れて反応しなくなったのでドコモの保証サービスを利用して同じXperiaXZ1のリフレッシュ品と交換してもらったそうです。

一時的に同じスマホが2台になりますが壊れた方はドコモに返却する必要があります。

画面の操作が効く場合であれば自分でデータを移し替えてからドコモに返却すればいいのですが今回はそれが出来ないということで壊れたスマホからデータを取り出せないか？というご要望でした！

 

データ救出するための方法

画面のタッチ操作が効かない場合のデータ救出方法はいくつかの方法があります。

まず一つが、壊れた画面を修理する事。

この場合は端末が直った後にお客さん自身で操作して必要なデータを移動します。（ご希望の場合は料金はかかりますが代行も可能です。）

もう一つの方法はデータ移行の代行。

修理を進めるのではなく、一時的に壊れたXperiaを操作可能な画面に付け替え、その間にデータ移行を済ませるというものです。

この場合は修理する時よりも費用を抑える事が出来ますが、データ移行に時間を要するのと手作業になるので全データを移行出来る訳では無いという点で注意が必要です。

あともう一つの方法が今回行わせていただいたデータ救出の方法です。

内臓データが保存されている基板という部品を別の本体に移植して完全にデータを移し替えるという手法で行います。

この方法を行うためには故障したスマホ以外にもう1台同じ端末が必要になります。

また、基板自体が故障していない事や移動先の本体の画面が正常であることが条件になります。

 

今回のお客さんはたまたまご連絡頂いた時にすでに交換機をお持ちだったので、すぐに対応する事が出来ました。

普通であればもう1台全く同じスマホを持っている方は少ないですし、急遽中古の端末を用意するのも少し時間がかかりますね。

ただこの基板を移植する方法ではデータが丸ごと移せるので細かなデータの移し替えや引継ぎの手間を省くことが出来ます！

 

データ救出を行うXperiaXZ1はコチラ！

左がデータの入っているXperiaXZ1。これは液晶漏れと縦線などの表示不良が出ていて画面操作の反応が無い状態です。

右にあるのがリフレッシュ品のXperiaXZ1。初期化状態でお持ちくださいました。

 

まず故障しているXperiaXZ1を分解して基板を取り出していきました！

L字型をしていて緑の板がXZ1の基板になります。

 

同じ様にリフレッシュ品のXZ1も分解して基板を取り出しました！

この２つの基板を入れ替えて再度組み立てていけば移植作業は完了です！

 

基板入れ替え後の端末を起動していきます。

するとこのように中の状態だけが入れ替わっています！

画面操作が出来なかった端末の方に初期化状態のデータが入り、リフレッシュ品の方にもともとのデータがそのまま移動しています。

 

今回はこのような作業を45分程で完了しました！

 

今回は元々2台の端末をお持ちのお客様でしたが、2台の端末が無い場合には同機種の端末をご用意いただく必要があります。

端末を用意する費用+作業代金が修理代金を超える様な場合には、通常の修理をさせて頂く場合もありますのでお客さんとご相談の上で作業をさせて頂いています。

 

少し特殊な方法ですが、まるごとデータが移せるので今回のお客さんもビックリれていましたね(^_-)

もし作業をご希望の方がおりましたらお気兼ねなくご相談下さいませ！