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本日はXperia10Ⅱの修理をご紹介していきます！

 

何の偶然かこちらの機種の修理依頼が最近集中しています。

そして、皆さん同じような壊れ方をしているという特徴もありました・・・

 

それでは今回修理する端末を見ていきましょう。

モデル番号がSOV43というXperiaです。

こちら機種名はXperia10Ⅱ（エクスペリア テン マークツー）というスマホになります。

まだ発売から1年程度の機種なので比較的新しい機種ですね。

 

故障の状態ですが、水に落としてしまってから少し後に時間差で画面がちゃんと表示されなくなってしまったという事でした。

実際の写真ではこんな感じで、最初はほとんど真っ暗でしたが時間が経つにつれて緑色の発行が強くなってハッキリとするといった状態でした。

黒いシマシマも沢山あり、バグったような画面になっていますね。

 

この故障はディスプレイの破損・損傷によって起きている症状ですので、画面交換修理を行う事で復旧の見込みがあります。

ただし、難点なのがこの機種のディスプレイは高額なので修理費用がそれなりにかかってしまう事です。

 

費用は高額ですがデータを取り出したくてどうしても直したいという事でしたので、画面交換修理を進めさせていただく事になりました！

 

修理の際の分解写真もありますのでご覧ください。

背面パネルを剥がしたら下にあるスピーカーを外していくとその下にディスプレイのコネクターが見えます。

 

ディスプレイのコネクターはこちら。

ここに新しいディスプレイの部品を接続して、正しい表示が映し出されるのかをチェックします。

 

テストした結果は、無事に映像が表示されました！

ちなみに表示の状態が作業前と変わらないという場合は基板の故障があるという判断になります。

今回のような症状だとほぼ間違いなく新しいディスプレイなら正しい表示が出るはずです。

 

更に分解を進めてディスプレイのパーツを取り外しました。

 

 

よく見ると水没後の腐食がありました。

 

ディスプレイ側にも腐食の跡があります。

ここからディスプレイの部品がショートしてしまったのではないかと思われます。

 

その後、新しいディスプレイのパーツを使用して組み立てしていき修理完了です！

修理時間はおよそ1時間ほどでした。

 

 

今回の症状は、ディスプレイの故障が原因という事で画面交換修理にて復旧となりました！

冒頭でも少し触れましたが、現状ではこのXperia10Ⅱの修理でお持ち下さる方の故障のほとんどはディスプレイの表示に問題が起きていました。

画面が割れた後に何も映らなくなったといった故障が多いようです。

これは有機ELディスプレイが採用されていることが一因と考えられます。

液晶ディスプレイの場合は一部の割れといった症状も見られましたが、有機ELだと一気に全画面に影響が出てしまうパターンが多いように感じます。

 

急に何も映らなくなってしまうと自力でのデータの取り出しは難しいと思いますので、バックアップの作成は定期的に行っていたほうが安心かもしれません。

画面の修理によって、また操作できるように戻せたりもしますので万が一の場合はスマホスピタルにご相談頂くようにしていただければと思います。