【KYG01】TORQUE 5Gが液晶割れでタッチ操作が効かなくなった・・・中の基板を移植してデータを救出!
2021.10.04 修理速報 データ復旧・データ取出サービス , Android
今回のスマホ修理は普段取扱いのない機種の修理でした。
画面のタッチ操作が効かなくなってしまって新しい機種にもデータ移行が出来ず困っている・・・という事でスマホの修理をご希望の方からお問い合わせを頂きました。
故障しているスマホの機種名は【TORQUE 5G(トルク ファイブジー)】。モデル番号KYG01という端末でした。
TORQUEというとKYOCERA (京セラ)製のスマホで、何年も前からTORQUEシリーズは続いていてゴツゴツとした頑丈そうな見た目が特徴の機種ですね。
今回の画面が壊れてタッチ操作が効かないという症状ですが、京セラ製のスマホの場合は修理用の部品が流通しない為するため、普通の修理をする事が出来ません・・・
諦めるしかないのか?と言うとそうではなく、条件を満たしていれば当店にてデータ救出の修理を承ることが出来ます!
まず一つが同じモデルの機種をもう一台ご用意していただいて、修理時に一緒にお預けいただく事。
もう一つが、故障しているスマホの基板が壊れていない事。
この2つが大丈夫であれば、当店で内部基板の移植作業を行ってデータを救出することが出来ます!
簡単に言うと壊れたスマホともう一台のスマホで中身だけを入れ替えるという作業ですね。
基板が壊れているかどうかというのが実際に作業をしてみないとはっきりとは判断できないのですが、今回のご相談のように故障が画面の問題などであれば基板は無事である可能性が高いです。
ご依頼頂けることになったので、後々スマホを持ってきていただきました!
壊れているのが左のTORQUEですね。右は新品のものを用意してくださいました。
画面の右下から割れて表示不良が起き、タッチ操作の反応も無いという状態でした。
新しい端末も一緒にお持ちいただいたので、お預かり後は分解して中身の入れ替えを進めていきました!
TORQUE 5Gの分解の工程もご紹介していきます。
この機種は今どきでは珍しく、裏蓋を手で外して電池パックを取り外すことが出来るタイプの構造です。
ここからはネジを外して分解していきますがY字型やT(トルクス)型のドライバーが必要になります。
上下左右の側面にY型のネジ。 画面上下にトルクス型のネジ。背面にもY型のネジが使用されています。
ネジを外すにつれて両サイドや上下のパーツが取れていきますので、本体のフレームのみの状態を目指します。
ある程度ネジを外していくと、こんな感じで上下の枠は外れます。
この枠の下に隠れていたYネジも取っていきましょう。
ネジを取った後は本体のフレームを分離していくと、ようやく基板が見えてきます。
基板を取る前に先にSIMスロットの部品を外します。
これでようやく基板の取り出しに成功。
完全初見の為探りながら分解していきましたのでここまでの作業で1時間近く・・・
ここからもう一台の方も同じように分解して基板の取り出しをしていきます。
もう一台の方も基板を取り出しました。
2回目ともなれば分解するのは20分弱で完了します。
先ほどの基板を入れ替えた状態で二つの端末を組み上げていった結果がこちらです!
データが新しいTORQUEの方に移動した状態で起動しています。
問題無く組み上げも出来ているので、動作点検も問題無しでした。
後でお客さんが引き取りにいらっしゃって、お会計&お渡しとなりました!
部品自体が手に入らないので、こういった感じでもう一台の端末を利用していくのが基板移植の修理ですね。
画面表示の問題や画面のタッチ操作の故障・充電端子の故障など、基板移にて復旧できる可能性が高い内容ですので、ご希望がございましたら一度お問い合わせくださいませ。
スマホスピタル 大丸札幌店 店舗情報
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