GalaxyFeel2(SC-02L)液晶が映らなくなった・・・もう一台のGalaxyFeel2に基板移植をしてデータ救出!
2021.10.20 修理速報 データ復旧・データ取出サービス , Galaxy Feel2
今回はGalaxyFeel2の修理依頼がありましたので修理例をご紹介していきます!
故障の内容は、画面が暗くなって最終的にほぼ何も見えなくなったというもの。
最初は液晶の一部だけが黒くなっていただけだったみたいですが、徐々にその黒くなっている範囲が広がっていって現在はほぼ真っ黒という状態でした。
データを取り出したいのは左側のスマホです。
これでも液晶画面は点灯しているのですが、上の方に薄っすらと白いものが見えるくらいでほとんど何も見えません。
液晶不良という状態の故障だと思われます。
画面の修理をすれば復活させることが出来るのですが、このGalaxyFeelシリーズはdocomo限定の販売なので海外などには流通が無く、修理に必要な部品が製造されていません。
修理する部品が無ければ修理が困難なのですが、別のGalaxyFeel2本体をご用意いただくことで修理を進める事が出来ます。
そして、もう一台の本体と中身を入れ替える作業を行う事で、元々使っていたデータで起動させることが出来るようになります。
このような作業を基板移植修理と呼んでいます。
修理部材の入手が困難な機種についてはこの方法を使う事で、データの取り出しを出来る状態に持って行ける場合があります。
必ず出来るという訳じゃなく、入れ替えをする基板自体が壊れてしまっていると入れ替え後も故障の症状が引き継がれてしまうので、基板が壊れていないことが復旧の条件になります。
画面操作の問題や液晶表示の問題だと基板は問題無いことがほとんどなので試してみる価値は十分にあるでしょう!
さて、それでは実際の基板移植作業の様子を見ていきましょう。
この機種はGalaxyS9など他の端末と構造がほとんど一緒です。
最初に背面パネルを分離して分解を始めます。
何本かネジを外して黒いカバーを取るとその下にあるのが基板になります。
基板も3本くらいネジで固定されているので、それも外して取り出しました。
同様の作業をもう一台のGalaxyFeel2でも行って分解します。
あとは取り出した基板を入れ替えたうえで組み立てをしていきます。
組み上げ後はこんな感じで、もう一台のスマホの方にデータが入った状態で起動しています!
画面が映らなくなっていたもう一台の方は代わりに初期化状態のデータが入っています。
今回の基板移植の作業は無事に復旧という事で完了いたしました。
どうしても消したくないデータがあるという方も多いと思いますので、同様の修理をご希望の方がいらっしゃいましたらご相談頂ければと思います。
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