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12/25(土)は七尾市内のお客様より郵送にてお預かりした電源がつかないXperia XZ1の修理についてです。

いつの間にやら電源がつかなくなっていたようで、充電しても赤いランプがつかないとのことでした。

 

さて、スマホの電源が付つかないといっても色々な原因が考えられます。

では、どういった原因でスマホの電源がつかなくなってしまうのでしょう

か？

 

①バッテリーの不良

バッテリーの劣化により、充電してもバッテリー容量が溜まらない状態。

電源が落ちてしまうと再度電源が入れられなくなってしまうので、いつの間にか電源が落ちていると心当たりがなさ過ぎて困ってしまいますね。

 

②充電口の不良

充電しようとケーブルを接続してもバッテリー容量が溜まらない状態。

こちらは、バッテリー容量が少なくなってきたから充電しようとしたら充電出来なかったというパターンが多いので、原因の特定は比較的容易です。

とはいえ、充電が全く出来ないとなるとバッテリーが切れてしまったが最後…

スマホが使い物にならなくなってしまうので、重要度はかなり高いですね。

ワイヤレス充電の出来るスマホであれば、充電だけなら出来なくはないのですが、そもそもワイヤレス充電器を持っていないという可能性の方が高そうですね。

 

③液晶画面の不良

スマホの電源自体はついているのだけれど液晶画面に反応がないので、電源がつかないものと判断してしまうパターンです。

スマホを落としてしまって、画面が割れている場合などはむしろコチラが原因と考えられます。

液晶自体に割れがなく無事に見える場合は判断が難しいところですが、電源を入れた際にブルっと振動するタイプのスマホであれば、電源を入れてみて判断してみましょう。

既に電源が入っている場合も考えられるので、電源を長押しするなどにより強制再起動を試みてみるのが良いですね。

(スマホの機種により、強制再起動の方法は異なります。)

 

④水没

水の中にポチャッと落としてしまった場合には原因が分かりやすいですが、水蒸気によるものやペットなどが口に咥えて遊んでいた場合などは気付きにくいところです。

最近のスマホは防水機能に優れるものも多いですが、完全に防水出来るという訳ではありません。

充電口、イヤホンジャックやスピーカー部分、simカードの差込口などはどうしても水が入りやすい部分ですし、外装や画面にひび割れなどがあれば容易に水没状態に陥ってしまいます。

スマホの防水機能に過信はせず、もしもの時の水没による不良の可能性を下げることが出来るものと考えておきましょう。

 

⑤基盤の不良

水没から来る基盤の不良や落下の衝撃によるもの、充電中の落雷やお車のシガーソケットからの充電など原因は様々です。

基盤の不良となると基盤の中の数ある小さな部品の中からどの部分が壊れていることにより不良が出ているのかを探っていく必要があるため、修理に1，2週間ほどの期間は必要になる場合が多く、またその修理もかなりの特殊作業となる分高額となってしまいます。

ここまで来ると基本的に買い替えを視野に入れた方が良いのですが、どうしても内部のデータが欲しいという方は試す価値はあるかもしれません。

 

基本的には①から順に確かめていくことになります。

今回の修理の場合、落下や水没らしきことによるものではなかったようですので、ひとまずバッテリーを交換して電源がつくかを確認するのですが、電源がつきませんでした。

交換用のバッテリー自体のバッテリー容量がからっぽということは考えにくいのですが一応充電をしてみたり、充電口の交換後に充電をしてみたりと試してみますが、電源が入らずです。

Xperiaの場合、電源が入ればブルっと振動するので液晶画面が原因とも考えづらく、恐らくは基盤の不良と考えられます。

液晶画面を取り寄せて試して見ましょうかとご提案させて頂きましたが、可能性が低いのであればわざわざ取り寄せてもらうのも忍びないとおっしゃって頂いたので、今回は修理不可という形でお返しさせて頂くことになりました。

基盤修理という手もなくはないのですが、結構高額になっちゃいますしね。

 

今回は原因特定は難しいのですが、スマホの外装上部に一度落としてしまわれた際のひび割れらしきものがありました。

コチラからいつの間にかちょっとした水没が生じてしまったのかもしれません。

外装や液晶画面にヒビのあるスマホをお使いの方は気を付けてご使用して頂ければと思います。