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スマホの修理が出来ないかという事で飛び込みで修理をご相談頂きました。

ついさっき落としたときに画面がおかしくなってしまったそうです。

液晶画面が黒くなり画面があまり見えない状態になっているのと、勝手にタッチされて暴走してしまうようなところも見受けられます。

お持ちいただいたスマホはモデル番号がI006Dと記載されており、ZenFone8という端末でした。

 

故障の症状的には液晶画面が衝撃のダメージで故障しているという状態なので、修理で何とかなる状態ではありましたが、この機種はまだ修理部品の取り扱いが無い機種になります。

データを何とかしたいというご希望でしたので、特殊な方法になりますが基板移植という方法をご案内させていただきました。

 

基板移植というのは、全く同じ機種をもう一台ご用意して頂いて、内部の移植を行うというものです。

ホワイトのZenFone8が壊れている端末で、ブラックのZenFone8が新しく購入してくださった端末になります。

 

ちなみに表側はこんな感じです。

保護フィルムがついている方の端末が壊れているものになります。

 

この機種は背面パネルから分解を始めます。

しっかりと温めて接着剤を緩めていれば分解はしやすい部類だと思います。

 

今回移植を行うメイン基板は上のカバーの下にあります。

一番右の配線がバッテリーのケーブルなのでこちらを最初に外して、電流が流れない状態にし安全に分解を進めていきます。

 

各部品のケーブルなどを外してメイン基板を取り出しました。

同様の分解作業をもう一台でも行って、メイン基板だけを移植していきました。

 

基板移植をしたら、組み上げていきました。

ブラックの端末の方に、元々使用していたスマホの基板が移動しているので、データをそのまま引き継いだ状態で使用出来るようになっています。

 

このような感じで基板移植によってデータの救出に成功しました。

故障のダメージの程度によっては、この作業でも反応が無かったり・一部の不具合が残ったままになってしまったりという可能性もあります。

データを重視されていて基板移植を試してほしいという場合にはご依頼をお受けいたしますので、店舗までご相談頂けたらと思います。