GalaxyS10の音量ボタンが潰れてから勝手にセーフモードになり解除できなくなった
2022.07.23 修理速報 その他修理 , Galaxy S10
今回はGalaxyS10を修理した内容をご紹介していきます!
故障の内容としては、スマホを落とした時に音量ボタンが潰れてしまい、その後電源を再起動したら勝手にセーフモードになってしまったという状態。
自力ではセーフモードを解除が出来なくなってしまったので何とか使えるように戻すことは出来ないか?という事で修理をご依頼いただきました。
セーフモードは通信関係が制限され一切使えないのでスマホとしてはほとんど役に立たず、かなり困る状態かと思います。
セーフモードを解除するためには通常であれば一度普通に再起動させれば解除出来るのですが、今回のようなケースだと音量ボタンが押しっぱなしの状態になっているせいで、再起動をしてももう一度セーフモードに入ってしまうので結局解除する事が出来ません。
つまり音量ボタンが押しっぱなしの状態を解消しなければ、セーフモードを解除する事が出来ないのです。
こういったご相談は過去に何件もご依頼いただいているので、今回もいままで同様に修理を進めて症状の解消を目指していきます!
実際にお持ち頂いたGalaxyS10はこちら。
矢印の位置でぶつけてしまったようで、音量の下ボタンの方が押されたまま戻らなくなっています。
直すためには一度分解をして内部から修正を試みます。
背面パネルや基板のカバーを取り外しました。
続いて、SIMトレーや基板も取り出していきます。
音量ボタンの内側にあるスペーサーのような役割の金属部品を取り出します。
金属部品が外れると、ボリュームボタンのケーブルが動かせるようになります。
ボリュームボタンを少し持ち上げると、フレームの穴からボタン端子を押し込む突起が見えます。
ピンセットなどを使って、内側から穴の外に押し込んであげると潰れているボリュームボタンの部品を取り外すことが出来ます。
音量ボタンの部品は取り出し後、曲がっていたのをまっすぐに修正しました。
今回は大丈夫でしたが、場合によってボタンの縁に凹凸が出来ていたりするの場合はやすりがけして引っ掛かりをなくします。
また、ボタンを外したフレーム側にも修正を加えます。
今回は凹みによって穴が狭まってしまっていたので、こちらもボタンが引っ掛からないように調整します。
変形していた部分を少し削って調整しました。
これで音量ボタンも普通に動かせるように戻ります。
音量ボタンを元に戻しました。
調整後は陥没が無くなってまっすぐな状態ですね。
基板などを組み戻して電源をつけると、このようにセーフモードが解消されています!
潰れていた音量ボタンはケーブル側は故障していなかったので、修理後は普通に使用出来ています。
潰れの程度の差はありますが、大体の場合はこのように修復すればセーフモードの問題は解消できます。
もし同じ故障でお困りの方がいらっしゃいましたら店舗までご相談頂けたらと思います。
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