バッテリーの膨張により画面が浮き上がってきてしまったblackshark3のバッテリー交換
2022.09.22 修理速報 バッテリー交換修理 , その他機種・ガラケー
本日は、バッテリーの膨張により、画面が浮き上がってきてしまったblackshark3のバッテリーの交換です。
この機種は構造がかなり特殊になっており、バッテリーの交換に際してもバックパネル側にバッテリーのコネクタがあるにも関わらず、バッテリーの取り外しには画面を外す必要があるというメンテナンスのことが考えられていない設計に…。
バッテリーも何故か細長いバッテリーが2つに分けられて取り付けられているので、非常に手間がかかる端末となります。
実際の作業工程に沿って確認してみましょう。
まずは、バックパネルの取り外しです。
バックパネルは強力な粘着テープで固定されておりますが、余程奥のほうにまでヘラなどを突っ込まなければパネルの取り外しに際して切ってしまいそうなケーブルも無いので取り外しやすい方ですね。
バックパネルが外れたら、基板の下の方にバッテリーのコネクタが2個繋がっているので、そちらを取り外しましょう。
次は、画面の取り外しです。
今回の端末は既に画面が浮き上がっている状態でしたので、取り外しは比較的しやすい方です。
ただし、画面には有機ELが使用されているので、液晶に比べると非常に薄くて割れやすいです。
画面を固定している粘着テープを十分に加熱してやってから、画面を割らないように慎重に取り外していきます。
画面が外れたらその下側に2つのバッテリーが乗っかっております。
バッテリーを固定する粘着テープは比較的弱かったのですが、バッテリー周辺にケーブルが這わせてあります。
バッテリーの取り外しに際して干渉しないように上手に取り外しておいてやらないと断線の恐れがあります。
バッテリーを上手く取り外せたら後は新しいバッテリーに交換して、完全に組み上げてしまう前に動作確認。
…無事電源が入り、充電が溜まるのも確認出来ました。
後は、取り外した画面やバックパネルを固定し直してやり、交換作業完了となります。
blackshark3のバッテリーの交換は今回初めて行いましたが、交換作業がかなり難しい部類のスマートフォンになってきますね。
はんだ作業などは必要ないのですが、薄く割れやすい有機EL画面の取り外しに断線させてしまいそうなバッテリー周りのケーブルの配置…
詳しい交換過程を記載したサイトなどもほとんどないことからDIY作業には向かない端末かと思われます。
バッテリーの交換をお考えの際には当店のような修理店やメーカーにご依頼されるのが宜しいかと思われます。
スマホスピタル アル・プラザ小松店 店舗情報
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