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充電が出来なくなってしまったVankyo matrix pad S30の修理についてです。

こちらの端末は、中華系タブレットとなり、端末自体は比較的安価で売っているのですが、修理用の部品の入手は結構難しいです。

今回は充電が出来ないとのことですので、恐らくは充電口部品の故障かと思われますが、充電口部品を探しても見つからなかったため、充電反応は見られるジャンク端末を購入してそちらから部品を移植することで対応させて頂きました。

まずは、外装カバーの取り外しからです。

中華系のタブレットは、画面部品側にバッテリーや基板を固定して、それを覆う様に外装カバーが付けられていることが多いです。

こういったタイプの場合、画面部品と外装カバーとの間にヘラなどを挿しこんで、ツメを外すようにして外装カバーを取り外すこととなります。

画面が蓋のようになっている端末とは違い、取り外し時に画面の破損の恐れが少ないのが有難い構造ですね。

外装が外れると、ケーブルが刺さっている部分などがテープで保護されているので、そちらを取り外してバッテリーの接続を解除します。

後は充電口部品を交換するだけなのですが、充電口部品ははんだで基板に直付けされているので、メイン基板を取り外して作業します。

メイン基板にはスピーカーのケーブルなども直付けされておりますが、こちらは長さに余裕があるので、取り外さずにそのまま作業しましょう。

メイン基板が外れたら、基板に取り付けられている充電口部品を交換して、組み立て直し、動作確認となります。

…無事、充電マークが表示されるようになりました。

バッテリーが充電できるのも確認が出来ましたので、これにて修理完了です。

中華系のタブレットは、端末自体が比較的安価であることもあり、修理費用を考えると買換えの方が良いということもございます。

とはいえ、修理が出来ないという訳ではございませんので、内部のデータがどうしても欲しいなどのご要望があれば、お気軽にご相談して頂けましたらと思います。