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本日は、画面割れにより画面が真っ暗な状態になってしまったLibero5G ⅲの修理についてです。

状態としては、画面は映らないものの振動などはあるようなので、恐らくは画面が映らないだけですね。
ただし、こちらの端末は、交換部品の市場流通がございません。
バッテリーくらいであれば、辛うじて入手出来るかもレベルですね。
となると、対応方法は次の2つのいずれか。
①中古端末からの部品移植
②中古端末への基板載せ替え
どちらを選ぶかは分解の方法や修理箇所によって異なりますが、画面交換をしたい場合で画面を取り外さずとも基板を載せ替え出来る場合は、基本的に基板の載せ替えでの対応となります。

今回の端末は、バックパネル側から内部にアクセスしていく端末。
画面が有機ELで薄いため、画面の取り外しは避けて基板移植にて修理させて頂きました。

では、実際の修理工程へと移りましょう。
まずはバックパネルの取り外しからです。
内部の配線上、切れてしまいやすいようなケーブルもありませんので、バックパネルを割らないようにだけ注意して作業します。
次は基板を覆うプラスチックカバーを取り外して、バッテリーの接続を取り外します。

後はメイン基板を載せ替えて、動作確認を行います。
…無事、画面が映り、操作が出来るようになりました。
ただし、指紋認証が機能しないようです。
元の端末を更に分解してみると、サブ基盤側に指紋認証用のカメラ部品があるようです。

こちらも交換して、再度動作確認です。
…指紋認証も無事機能するようですね。
後は元通りに組み立て直して、修理完了となります。

今回のようなキャリア限定モデルやarrows、AQUOSなどの端末は、市場のシェアの兼ね合いから交換用の互換部品の製造がされていないこともあり、修理費用が比較的高額になってしまう傾向にあります。
古い端末だったりすると、比較的安価な中古端末があったりする場合もございますけどね。
どういった機種であれ、部品単品か中古端末の手配さえ出来れば修理受付自体は可能ですので、気になる方はお気軽にご相談して頂けましたらと思います。