【OPPO Reno 9】水没した端末についてのお話
2025.06.07 修理速報 ガラス+液晶交換修理 , Android
スマホスピタル 自由が丘店です!
今回は、毎年この季節になると増加する修理をご紹介いたします。
行楽シーンだけでなく、普段の日常生活の中でも特にこの時期増える内容です。
目次
💧夏になると急増!水没によるトラブル💧
ひとくちに水没と言っても、文字通り「水に落ちたから水没」というわけではありません。
多くの端末の内部には、水分に反応する特殊なシールが貼られています。
そのため、水に落としていなくてもこのシールが検知している状態だと「水没」と判断します。
スマホスピタルでも多くのご依頼をいただきますが、どういった水没があったのか。
一部ご紹介いたします。
【実例】ケース1:料理中に…
こちらは、スマホでレシピ動画を見ながら料理していたというお客様でした。
うっかり、油の入った鍋に端末を落としてしまったということです。
幸いなことに、油はほとんど冷めていたようですが本体の半分が浸かってしまい、起動しない状態。
こちらは水没洗浄を行いましたが、復旧にはいたらず…買い替えのご判断となりました。
【実例】ケース2:お風呂で…
よくあるケースですが、こちらは「水には落としていない」というお話でした。
浴室に端末をよく持って行っており、これまで問題なく使えていた、とのことです。
しかしながら分解すると、水分を検知するシールは十分に反応しており、背面カメラ・フロントカメラにはうっすらと水滴が付いた跡が残ってました。
こちらの端末は タッチ操作が使えなくなった→画面が変な色になった→起動しなくなった と、順番に悪化していき、最終的に起動不可へ。
使われていた端末は稀少な機種だったのでパーツの確保が難しく、あえなく修理断念となりました。
【実例】ケース3:濡れたタオルの下に…
こちらはなかなか原因の特定が難しい案件でした。
水場に持ち込んだわけでもなかったようでしたので、状況的な判断となりました。
濡れたタオルの下に置いていた、とのことです。
水分を含んだ布で覆われてしまい、一時的に湿度の高い状態が作られてしまったと考えられます。
こちらは画面交換で改善しましたが、こまめにバックアップを取る・速やかな機種変更をご提案いたしました。
【水没した端末の写真1】カメラレンズの水滴
写真左上、カメラレンズが3個あります。
どれも内側に水滴が付いているため、仮にカメラが使えたとしてもまともに撮影するのは難しいでしょう。
【水没した端末の写真2】内部の状態
特に見て取れるのは、バッテリーの黄色いテープ部分と、一番下のカメラレンズの横です。
黄色いテープの下には、まだ水分が残っており粘着が不自然な状態になっています。
Androidの多くは、バッテリーと基板を保護するカバーがありますが、その内側にも水分が残っている状態でした。
また一番下のカメラレンズの左側ですが、うっすら水色のカビようなものが生えてるように見えます。
これは基板が腐食してしまった状態です。
【どういう作業をするのか】
水没洗浄では、水分除去・基板洗浄を行い、必要に応じてパーツを仮付けして起動確認を行います。
起動確認が取れれば、必要な個所のパーツ交換を行います。
それでも起動しない場合は、基板そのものの故障と判断し、基板修理を行います。
【まとめ】
水没してしまった端末は、たとえ使えていたとしても、時間経過とともに深刻さが増していきます。
もしかしたら水没してしまったかもしれない…そんなときは、いち早くご相談ください!
スマホスピタル 自由が丘 店舗情報
- 住所
- 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート地下1階3号室
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- 午前10時~午後19時【定休日:水曜日】
- jiyugaoka@smahospital.jp
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