XperiaXZPremium(SO-04J)で多発する充電不良の95%は基板の破損が原因のため基板修復作業が必要です
2020.03.03 修理速報 ドックコネクター交換修理(充電部分) , Xperia XZ Premium
XperiaXZPremium(SO-04J)をお使いのお客様から修理のご依頼をいただきました。
朝起きたら急に充電が出来なくなっていて今は充電が切れて電源が入らずバックアップ出来ていないデータがあるから何とか修理をして欲しい!
このようなご要望でした。
実は当店でも非常に多くご相談いただく故障の一つがXperiaXZPremiumの充電不良の症状です。
充電が出来なくなってしまった。
充電が反応しないので電源がつかない。
充電の反応が悪く、出来たりできなかったりする。
このようなご相談が毎週後を絶ちません・・・。
個人的にも数十台のXperiaXZPremiumの充電不良を診てきましたが基本的にみな同じ壊れ方をしています。
持ち込まれるXperiaXZPremiumの充電故障の端末のおよそ95%は本体基板のある部分が破損しています。
残りの数%は基板故障のため充電以前に導通がないような重度の基板故障だったり、バッテリーやUSB-Cコネクターの破損が原因の場合があります。
当店では修理のご相談をいただいた際にXperiaXZPremiumという機種名を聞いた時点でまた充電不良かな?と思うほど浮上に多くご相談いただく割合が多いのです。
さて、問題の破損個所についてですが破損が起きるのはUSB-Cコネクターが接続される本体基板のソケットです。
このソケットを溶接している”はんだ”に破損が起きています。
線で囲っている箇所が特に破損が多い部分になります。
その破損の程度は様々で、数本の破損の場合もあれば全体的にはんだが破損してグラグラと今にも取れそうになっている場合やコネクター内でショートを起こしてピンが焦げてしまっている場合もあります。
基本的には再度はんだの溶接を行って修復していくのですが、破損がひどい場合には修理難易度がアップします・・・
今回のXZPremiumの充電不良は全体的に破損していた為、一度基板上のソケットを取り外して再溶接していきました。
一度、基板上のソケットは取り出します。
プラスチックで出来ているため、温度管理には十分注意が必要です。
このソケットについているピンがショートしている場合は裏側の一部が黒焦げになっているので同じようにソケットの取り外しをした上で修理が必要になります。
基板側とソケットをきれいにした後、再度はんだによる溶接を行っていきました。
その結果・・・
充電の反応が戻りました。
正しく充電出来ているときにはこのような緑色のバッテリーのマークとその上に充電残量が表示されます。
残量が表示されず赤いバッテリーのマークだけが表示される場合は、一見充電の反応があるようにも見えますが正しく充電がされていない場合に表示されるマークになります。
今回の修理作業はおよそ2時間での完了となりました。
※充電切れでお持ち頂く事も多いので充電の確認時間も含めてお預かり時間はもう少し長くいただく場合がございます。
SIMを入れ替えスマホをお持ちでしたので完了報告をさせて頂き、お戻り後にお会計を行っています。
修理費用はドックコネクター基板修理にて税込16500円お支払いいただいています。
ちなみに破損が軽くそこまで重傷ではなければ最短90分~修理が可能です。
当店ではXperiaXZPremiumの修理実績が豊富ですのでお困りの方はぜひご相談いただければと思います!
スマホスピタル 大丸札幌店 店舗情報
- 住所
- 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西4丁目7番地 大丸札幌店3F KiKiYOCOCHO
- 営業時間
- 10:00〜20:00(無休。年末年始・夏季休業は別途お知らせします)
- sapporo@smahospital.jp
対応店舗一覧
最寄りの店舗をご選択ください。