水没してしまったOPPO Reno Aの修理
2022.08.01 修理速報 水没復旧修理 , OPPO RenoA
本日は、海水に数分水没させてしまったというOPPO Reno Aの水没復旧作業についてです。
水没に気が付いた後は、真水で洗い、一瞬画面が光った後、画面が映らなくなってしまったとのこと。
海水に浸かった後なので、真水で洗うのもそこまで悪くないのかもしれませんが、分解しないことには内部まできちんと洗浄は出来ませんし、何よりバッテリーに繋いだままで洗ってしまうのはあまりよくありません。
加えて、完全に乾燥しきる前に基板上に電流が流れてしまい、ショート。
一瞬光った後に画面が真っ暗という流れが疑われるところです。
ひとまずは、スマホ内部に入り込んでしまった不純物を取り除きたいところですので、まずは内部の基板を取り出して、洗浄作業となります。
では、実際の作業工程へと移りましょう。
まずは、バックパネルや基板を覆っているプラスチックカバーを取り外して、バッテリーの接続を解除します。
次にメイン基板の取り出しです。
基板以外の部品は、洗浄に向かないものも多いので、基本的には基盤のみを超音波洗浄機にかけて基盤内部の不純物などを取り除きます。
洗浄自体は数分で済みますが、完全に乾燥させてからでないと動作確認が行えないので、基板の乾燥も含めると作業時間として3時間くらいは必要になります。
乾燥させた後は、再度組み立て直します。
洗浄できない部品については、基板に繋がるコネクタ部分を接点洗浄剤やアルコールで簡単に清掃しておくと良いかもしれませんね。
組み立て後、電源を入れてみるとやはり画面は映らず…
とはいえ、電源を入れた後に本体が振動はしているので、起動は出来ている可能性があります。
そうなると後は画面を交換してみて、動作確認となるのですが、残念ながら店頭在庫がなかったので、部品の取り寄せとなりました。
部品取り寄せ後…
画面が映り、操作などは可能だったのですが、部品のサイズが合いません。
本体に比べて画面が一回り小さい状態でした。
色々と調べてみると、OPPOのRenoシリーズのうち、最後にAがつくもの。
Reno AやReno 3A、Reno 5Aなどについては、日本国内限定モデルとなり、国外で流通しているRenoシリーズとは部品の規格が異なるようです。
このままだと簡単に水没してしまうような状態ですし、通常の使用は難しそうです。
そうなると後は、中古端末などを用意して、基板の載せ替えなどでのご対応となってくるのですが、金銭面でここで修理断念となりました。
Androidのスマホの場合、今回のように日本国内でしか流通していないモデルのものやそもそも国内でしか販売されていないようなものについては、互換部品の生産自体がされていないことが多いです。
その場合は、中古端末を用意して、部品を移植したり内部の基板を中古端末へ移植したりといった修理方法を取ることになるため、その修理費用は中古端末市場に左右されます。
そういった機種に関しては、お見積後ご検討して頂いている間に修理価格が変動してしまう可能性や中古端末の入手時期が未定となってしまうことがある旨、あらかじめご承知おき頂ければと思います。
スマホスピタル アル・プラザ小松店 店舗情報
- 住所
- 〒923-0801 石川県小松市園町ハ23-1 アル・プラザ小松2F
- 営業時間
- 10時~20時 (第2・第4水曜定休日)
- komatsu@smahospital.jp
対応店舗一覧
最寄りの店舗をご選択ください。