電源が入らずケーブルを繋いでも充電ランプすらつかなくなってしまったXperia XZ1…。バッテリーの交換だけで修理が可能かもしれません!
2023.01.12 修理速報 バッテリー交換修理 , Xperia XZ1
本日は、電源が入らなくなってしまったというXperia XZ1の修理についてです。
店頭で端末の方を確認してみると、電源ボタンを長押ししても何の反応もなく、充電ケーブルに繋いでも充電ランプが光ることもございませんでした。
お客様にヒアリングしてみたところ、水没させてしまったということや、落としてしまって画面割れが起きるほどに基板に衝撃が加わったという訳でもないようなので、基板上のICチップやコンデンサーがショートしてしまったという可能性が濃厚な気が…。
とはいえ、結構古い機種ですのでバッテリーの劣化により、全く反応がなくなった可能性がない訳でもありません。
基板修理ともなると修理費用が結構高額になってしまうので中々手が出せませんが、バッテリーを交換して動作確認するくらいであれば、比較的安価に確認が可能です。
もし駄目だった場合には、少々の作業工賃はかかってしまいますが、ひとまずはバッテリーを交換してみましょうということとなりました。
では、実際の作業へと移りましょう。
今回の端末は、画面側から内部にアクセスするタイプのAndroidとなります。
バックパネル側から内部にアクセス出来るAndroidと比べると、画面割れなどの恐れがございますが、この頃の端末であれば、有機ELではなく、液晶画面が使用されているので、慣れてさえいれば比較的容易に画面を取り外すことが出来ます。
画面を固定している粘着テープが外れたら、そのままではバッテリーのコネクタが取り外せないので、そのまま画面のコネクタを取り外してしまいます。
後は、基板を覆っている金属プレートを外して、新しいバッテリーを仮付け、画面部品を繋いで簡単に動作確認をしてみます。
…電源が入りました!
可能性は低いと思っていたのですが、諦めずにバッテリー交換を試してみて頂けて非常に良かったですね。
電源が入るのであれば、バッテリーを固定している粘着テープから取り外し、新しいバッテリーをセット、後は元通りに組み立て直して、再度動作確認です。
基本的な操作にも問題は見られませんでしたし、バッテリーの充電も問題なく溜まっているのを確認が出来ましたので、これにて修理完了です。
スマホなどに使用されているリチウムイオンバッテリーは、バッテリー残量が空の状態でしばらく放置してしまうと過放電と呼ばれる状態に陥り、再度充電が出来るようになるまでに長時間必要になってしまったり、バッテリーの劣化を早めてしまったりしてしまいます。
普段よくご使用されているスマホなどでは、バッテリー残量が空の状態で長期間放置することなどほとんどないでしょうからそこまで心配する必要はありませんが、携帯ゲーム機などは過放電状態に陥りやすいですね。
過放電状態であってもバッテリーの劣化がそこまで酷くなければ、数時間ほど充電器に繋ぎっぱなしにしておけば、充電が出来るようになったりもしますが、普段使用しないゲーム機などでも数か月に1回くらいは充電をしてあげるようにして頂ければ、過放電状態に陥ることも回避が可能です。
中々気が回らないとは思いますが、頭の片隅にでも入れておいて頂ければと思います。
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