バッテリーの膨張により、画面が浮き上がってきてしまったAQUOS R3の修理について。AQUOS R3の場合、通常だとバックパネル側が浮き上がりやすいです。
本日は、バッテリーの膨張により、画面が浮き上がってきてしまったAQUOS R3の修理についてです。
AQUOS R3は、バックパネルを外して、内部にアクセスしていくタイプのAndroid端末となるため、その構造上、通常だと画面側ではなく、バックパネル側が浮き上がりやすいです。
ただし、今回の端末は、画面端にひび割れが生じていたこともあり、画面が少々外れやすい状態になっていたのかもしれませんね。
ともあれ、分解して内部のバッテリーの状態を確認していきましょう。
まずは、バックパネルの取り外しからです。
バックパネル側にケーブルなどが附属している構造とはなっていないので、バックパネルを固定している粘着テープを切り離していく際に断線などの恐れは少ないですが、本体下側にあるスピーカー部品が少々抉ってしまいそうで危ないかもしれません。
下側を避けて、他の箇所から粘着テープを切り離していくのが良いでしょうね。
バックパネルが外れたら、基板を覆っているプラスチックカバーを取り外して、バッテリーの取り外し、交換となります。
通常、バッテリーは両面テープなどで直接固定されていることが多く、取り外しに少々コツが必要だったりするのですが、AQUOSシリーズはバッテリーをシートで覆って、そのシート自体を粘着テープで固定しているような構造が多いです。
シートの端々をバッテリーから剥がして、その一端を持ち上げるようにするとバッテリーは簡単に取り外せるので、交換作業のことが考えられている非常に有難い限い構造ですね。
バッテリーの交換が終わったら、ひとまず電源が入るか充電が出来るか、充電してきちんとバッテリーに電気が溜まっていくかを確認します。
…特に問題なさそうですね。
後は元通りに組み立て直して、ついでに浮き上がってきた画面を接着剤で固定してやったら修理完了です。
スマホなどに使用されているリチウムイオンバッテリーは、その劣化などに伴って膨張もしやすくなってきますが、使用環境や個体差などによっては1年足らずで膨張してしまうこともあれば、4,5年使用しているのに全く膨張していないというようなこともございます。
個体差は流石にどうしようもありませんが、高温下での充電をしない…
充電しながら機器を利用しないといったことに気を付けるだけでも劣化具合が異なってきます。
そもそもあまりに高温になりすぎると基板側にもダメージがいってしまいますしね。
出来るだけ長くご使用されたいのであれば、出来そうなところだけでも注意してみて頂けましたらと思います。
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