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使えるからと言ってそのままにするのは、非常に危険です!
夏になると、モバイルバッテリーの発火事故をよく耳にするかと思います。
この事故はモバイルバッテリーに限らず、リチウムイオン電池を使用している機器すべてに同じ危険性があります。
リチウムイオン電池の使用環境において、推奨されているのは0~35℃とされています。
そのため、夏になるとバッテリーの劣化が早まり、膨張しやくなったり減りが早まったりすることがあります。
今回のご依頼は、Androidタブレット「HUAWEI Media Pad M5 lite10」のバッテリー膨張です。
【修理前の状態】画面が無理やり剥がれる
バッテリーが膨張してしまった為、液晶の半分近くが浮いてしまった状態です。
画面が問題なく機能していたのは、まさに奇跡です。
しかし、ベゼルと呼ばれるプラスチックのフレームが完全に剥がれてしまっているので、破損しやすい状態であることにかわりはありません。
内部の基板もむき出しになっているので、基板故障に繋がりやすくなっています。
【バッテリー膨張の危険性】膨張したバッテリー
交換用のバッテリーと比べると、一目瞭然です。
お話を伺うと、充電ケーブルを繋いだ状態でゲーム画面を長時間起動、さらに布団が被さっていたことで気づいたらこうなっていた、とのことでした。
これは、充電と放電を同時に行うことでバッテリーに負荷がかかり、さらに熱が籠ったことで急激に劣化が進んだことが原因です。
取り外したバッテリーは店舗の方でも安全の為、消化用砂の中で長期間放電させます。
【修理後の端末の状態】他のパーツには影響なし
幸いなことに、画面以外のパーツには影響はありませんでした。
剥がれてしまったべセルは、可能な範囲で接着剤を塗って応急処置を施します。
しかし、膨張で無理やり剥がれているものなので、今後何かしらの不具合が起きる可能性は0ではありません。
様子を見ながら使用していただくように、ご説明させていただきました。
【まとめ】まだ使えるから、はリスクを伴う
気温が上がる夏のバッテリー膨張は、発火のリスクがさらに高い環境にあります。
端末の形が変わっていたり、少しでも違和感を感じたら交換修理をご検討ください。
また、膨張したバッテリーは放置せず、各自治体や電気屋さんなどで適切な処分方法をご確認ください。
スマホスピタル 自由が丘 店舗情報
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- 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート地下1階3号室
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