こちらはXperiaXZs 画面が浮いてしまっている状態で浮きをどうにかしたい!との事でご来店くださいました。 今回はXperiaXZsのメンテナンス修理のご紹介です。 端末の内部を開けてみると、バッテリー自体が膨張している様子はなく、画面にも大きな反りは見られませんでした。 しかし一部、プラスチックでできているパーツ部分が破損していて、それが通常ではない場所へ移動していてしっかりと画面がおさまらなくなってしまっていました。 今回破損していたパーツ自体は、内部を守る為のカバーとして付いている部分でしたので取れてしまっても、直接的に動作に関与するものではありませんでしたが 元あるべき場所に戻して外れないように更にカバー致しました。 Xperiaは機種によって画面から開けるタイプと背面から開けるタイプとありますが いずれにしても、四辺をテープによって接着されている状態ですので一度開いてしまった場合は完全にもとに戻す事は出来ません。 しかし使用中に画面が浮いて取れてしまっては、危険ですし、困りますよね。 なので今回は、もともと付いているテープを綺麗に取り除き新しい専用テープに張替え、圧着致しました。 パーツの交換は行っていない修理内容となりますので本日の修理はメンテナンスというメニューとなります。 メンテナンスでは、画面浮き以外でも、「内部でカラカラと音がする」や「ボタンが押し込めない」や「バイブ音がいつもと違う」「充電口に充電器がぴったり入らない」等々・・・ 内部を開けてみると、ネジやパーツが取れていたり、緩んでいることが原因であったり一部フレームを削ったり、掃除する事によって改善する事があります。 場合によっては、改善できなことや、パーツ交換が必要である症状もありますがパーツ交換にはならなかった場合はメンテナンスというメニューで承ることもできますのでお気軽にご相談ください。 さて今回の修理ですが、今回はパーツ交換とはなりませんでしたが一つ、新品の時と大きく変化している部分があります それは防水機能が失われているというところです。 端末の画面が浮いてしまった時点でこの「防水機能」は失われています。 ではこの防水機能とはどういう物なのかご紹介いたします。 まず防水機能とは、端末のXZsの場合は画面側、内部の四辺にテープが貼ってあります このテープが水の侵入を防いでいます。 つまりこのテープが一部分でも1度剥がれてしまうと防水機能は失われます。 Bluetoothの防水イヤホン等でも表示があるのですが一口に「防水」と言ってもどの程度の防水が出来るのか段階があり、その表示が必ずあります 今回の場合はIPX5/8 という規格に当てはまります。 これは内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から1分あたり12.5リットルの水を最低3分間注水する状態や常温の水道水で水深1.5mのところに端末を沈め、30分放置した場合もでも通信機器として機能失わない という場合に示されます。 ・・・ちょっと想像がつきにくいかも知れませんが今回一番注目して頂きたいのは「この調査は常温の真水で行っている」というところです。 しかし水没される場合のほとんどがお風呂やトイレや海・プールといったところの水であることが多いです。不純物の種類や多さによっては水没し、端末委は蘇らないものになってしまう可能性が高いです 更に防水というのは防水シールからなるものですのでシールという物は劣化してしまいます劣化してしまうと防水の機能も年々衰えている状態にあります。 ですのでいくら防水の端末だといっても水気にはご注意される選択肢がベターです。 もし水没させてしまった場合は、洗浄作業を承ることはできますのでいつでもご相談ください!