Xperia Z5 Compact、画面が浮いて動作に不具合が!
2019.08.23 修理速報 その他修理 , Xperia Z5 Compact
多くのAndroid端末において、
画面部品は本体に粘着成分で固定されています。
そのため、この粘着が弱まると、画面が固定されずに浮いてくることがあるのです。
経年劣化で粘着が弱まる事例もございますが、
やはり人為的に一度剥がしたことで粘着が弱まってしまう事例の方が多いようです。
最近は、ネット上でも各Android端末の分解情報が出回っていますし、
修理部品・キットもネット上で簡単に購入できることがあります。
そのため、お持ちのAndroid端末を自己修理される方もいらっしゃいます。
ところが、自己修理に失敗してAndroid端末がおかしくなってしまったり、
修理後に不具合が発生しやすかったりと、
自己修理失敗による修理のご相談も少なくありません。
今回は、自己修理による画面浮きが発生して、それが動作不具合につながった
Xperia Z5 Compactをご紹介いたします。
ご自身でバッテリー交換をされたそうなのですが、
そこからしばらくして
「電話に出ると画面が真っ暗になり、電源を一度落とさないと操作できない」
という不具合が発生したそうです。
店頭でもその不具合が確認できましたので、
動作確認してみたところ…
「近接センサー」の動作に異常が発生しています。
この「近接センサー」は本来、お電話などで本体をお顔に近づけた時に
自動で画面を暗くしてくれるセンサーなのです。
そのため、本体にお顔などを近づけていなければ、
近接センサーは働かない(=「OFF」と表示される)はずなのですが、
こちらのXperia Z5 Compactでは、本体に何も近づいていないのに近接センサーが作動してしまっています。
どうやらこれが不具合の原因のようです。
さて、この不具合が近接センサーそのものの故障なのかどうかがポイントになってくるのですが、
本体を横から確認したところ↓
画面部品がかなり大きく浮いていました。
どうやら、画面が浮いたことにより、
近接センサーが誤作動を起こしてしまっている可能性があるようです。
それならば、画面部品をきっちり固定することで、
近接センサーの誤動作を抑えることができるかもしれません。
さっそく分解して、組み立て直しを行ないました。
ビンゴ!
やはり画面浮きが原因だったようですね。
近接センサーの動作が正常に戻っています^^
今回は部品交換などは行わなかったため、
メンテナンスのみで対応することができました。
Xperiaの場合、近接センサーそのものは交換ができない構造になっていることが多いため、
こういった画面浮きを解消することで症状が改善するかどうかがポイントになってきます。
もし、お持ちのXperiaで、今回ご紹介した症状と似た問題が発生している場合は、
何らかの原因で画面が浮き始めている可能性があります。
画面浮きにもいくつかの原因が考えられますので、
不審な点がございましたら、お早めに
までご相談ください!
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