Xperia X Performanceバッテリー交換の手順を紹介
2024.11.24 修理速報 バッテリー交換修理 , Xperia X Performance
電池の減りが早くなったXperia X Performance
Xperia X Performanceバッテリー交換のご依頼がありました。
発売は2016年6月ですので、直後に購入していれば8年以上経過しています。
iPhoneで言えば同年3月にiPhone SEが、9月にiPhone 7が発売されました。
目次
バッテリー劣化の確認
受付の際にまずは設定画面から電池性能を確認してみると……。
"内蔵電池の充電能力は良好です(50%~80%未満)" という表示。
人によってはまだ不便を感じないかもしれませんが、
実際にはすぐバッテリーが減ってしまうと感じていたそうです。
表示はあくまで目安なので、必要と感じたら交換しましょう。
バッテリー交換修理開始
バックパネル展開
Xperiaシリーズでは珍しい、金属バックパネルを剥がすところから作業は開始します。
バックパネルとフレーム側面のあいだにカッターを差し込んで少し隙間を作ります。
粘着剤で貼り付いているのでヒートガンで温めて粘着を弱めなければ、なかなか隙間が開きません。
上写真はピックを差し込んで隙間が閉じないようにしつつ温めています。
ちなみに本来はきれいなGraphite Blackですが、経年劣化でふちや指の当たるところが
随分すり減って変色していることがわかります。
それ以外に目立った傷はなく、愛着を持って使用されていたことが伺えますね。
バックパネルがはがせました。
作業中の注意
全体の3分の2ほどを占める銀色が今回交換するバッテリーです。
黒い保護プレートを外すと基板があらわになりました。
ネジはマグネットシートに置いてどこのネジか分かるようにしています。
今回はすべて同じネジだったので入れ替わっても問題ないのですが、
修理内容や機種によってはいろんな大きさ・長さのネジが混在することになります。
もしごちゃごちゃになってもある程度経験があれば「ここはこのネジ」と分かりますが、
分かりやすいに越したことはありません。
必要なときだけやろうとしても普段からやっていないと忘れてしまうもので、
基本的にはすべての修理でマグネットシートを使いネジの位置がわかるようにしています。
バッテリー取り外し・交換
バッテリーを外せました。
バッテリーとスマホ本体は粘着テープで貼り合わさっています。
バッテリーの上に少し残っている白い物が粘着テープです。
上下2箇所に使われており、下側はきれいに剥がれたので写っていません。
バッテリーの収まっていた場所左側に黒いケーブルが敷かれているのがわかります。
ボリュームボタンやスリープボタン、バイブレーターとつながっているため、バッテリーを剥がす際に
このケーブルを傷つけてしまうとそれらが使えなくなってしまう恐れがあります。
粘着テープの端はバッテリーの外に出ているため、これをピンセットで摘んで引っ張って剥がしていきます。
…が、ちぎれてしまった場合はバッテリーと本体の隙間にスパチュラを差し込んで
粘着テープを剥がしていくことになります。
差し込みすぎるとケーブルを傷つけてしまうので注意が必要です。
新しいバッテリーと交換して新しい粘着テープで貼り付けました。
バッテリー交換修理完了
交換したバッテリーで正常に起動することを確認できたので、
バックパネルを貼り合わせて作業終了です。
ここまでで作業は40分ほどと即日修理。
もちろん大事なデータはそのまま。
機種によって構造が違うためどれも同じとは限りませんが、バッテリー交換か画面交換が一番簡単なことが多く、
スピーカー、カメラ、ドックコネクタ、スリープボタンなどは難易度が高い傾向にあります。
スマホ修理のご予約
「簡単そう、自分でやってみる!」 と思った方は、作業前に念の為バックアップをお忘れなく。
「手順はわかっても真似できないわ~」という方は、スマホスピタル博多駅前店にお任せくださいね。
スマホスピタル 博多駅前店 店舗情報
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