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昨日は金沢市内のお客様のAQUOS R3の基盤の載せ替えによる修理についてです。

スマホを落としてしまってから、画面が写らなくなってしまったとのこと。

落下の衝撃による液晶内部の不良をまず最初に疑って、画面交換で直るのかを試したいところですが、実はAQUOSシリーズは交換用の部品が全然市場に出回っておりません。

バッテリーくらいなら売ってはいるのですが、他の部品ともなると制作・販売しているところがないので、修理対応が非常に難しいです。

端末自体が国内向けの販売のため、市場規模的に交換用の部品の制作を行おうというところがないのでしょうね。

とはいえ、全く手がない訳ではありません。

今回のように動作確認の出来る中古端末を用意して、基盤を載せ替えるということも出来るからです。

その場合、作業工賃に中古端末代が上乗せとなるため、修理費用が高額になりがち…

そのため、どうしても中のデータが欲しいという方向けになりますね。

今回は最悪データだけでも欲しいとのことでしたので、動作に問題のない中古端末をご用意させて頂きました。

タッチにカメラ、スピーカーなども確認してみましたが、特に問題はなさそうです。

 

まずはR3を基盤が取り出せるところまで分解します。

R3は背面パネル側から開けていくタイプなので、ヒートガンなどで背面パネルを温めていき、粘着テープを剥がしてOPEN！

見たところ、外すのが難しそうなところはなさそうです。

黒いコネクタカバーを外し、コネクタ等を外して行けば、基盤も外せるようになります。

カメラの上のところが外装カバーに差さっているので、この点だけ注意が必要そうですね。

中古端末と故障端末を同じように分解して、基盤を取り出せば後は入れ替えて元通りに組み立てていき、動作確認です。

…電源が入りません。

しかもバッテリーを接続すると端末からジジジと音がなって、電源が入ってもいないのに熱を帯びるようになってしまっています。

中古端末を元通りの基盤で組み上げると中古端末の方は問題なく動作するようですので、恐らく基盤に問題がありそうです。

基盤修理となると結構高額となってしまうため、残念ながら今回はそのままお返しということになりました。

 

基盤の修理は当店舗内では残念ながら行えません。

特殊な作業が必要となるため、専門の部署に送っての対応となります。

修理自体にも1，2週間ほど必要となってきますので、基板修理をご依頼される方はその旨についてもご了承頂ければと思います。