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本日は、水没してしまったHuawei P20 liteの修理についてです。

水没後、電源を入れない状態でお持ち頂けたのは非常に良かったのですが、中の水気を飛ばそうと端末を振ってしまったとのこと。

振ってしまうと端末内部に混入した水分が広がり、故障個所が増えてしまう可能性も考えられます。

基本的には、水気を拭き取った後は、自然乾燥をさせるようにしましょう。

 

では、実際の修理へと移りましょう。

P20 liteはバックカバーを外して分解するタイプのAndroidになります。

例の如く、強力な粘着テープで固定されているので、ヒートガンなどで温めてから粘着テープを切り離していきます。

粘着テープを外した後は、基板を取り出し洗浄します。

今回の端末は、メイン基板とサブ基盤に分かれているので、両方とも外して洗浄します。

洗浄後は自然乾燥させます。

乾燥には2時間ほど必要になるので、トータルの作業時間は3時間くらいは必要になります。

乾燥後は、仮組み状態で動作確認です。

電源は入るようですし、液晶画面の一部が滲んでしまっているようですが、操作自体は出来そうです。

ただし、通信機能が駄目になっているようです。

アンテナ線の抜き差しやsimカード自体の確認もしてみましたが、改善せず…

基板修理などを試みれば修復可能かもしれませんが、バックアップ自体は取れる状態ですし、液晶の滲みや他の箇所にも水没による何かしらの影響が出ないとも限りませんし、金額的には買換えをした方が良いかもしれませんね。

 

水没端末は、基板の洗浄により復元可能かもしれませんが、洗浄をしたとしても後々何かしらの症状が出る可能性があります。

基本的には、中のデータのバックアップを取るための作業とお考えいただき、復元後は早急なバックアップをお取り頂けるようお願い致します。