洗濯機に入れてしまったPixel3aの水没復旧作業
2022.08.31 修理速報 水没復旧修理 , Google Pixel 3a
本日は、水没により何の反応もしなくなってしまったGoogle Pixel3aの復旧作業についてです。
お電話でご相談して頂いた際には、水没状況を詳しく伺えていなかったのですが、洗濯機に入れてしまったとのこと…。
洗濯機だと洗剤などの不純物も内部に入り込みやすいので、基板洗浄が必須ですね。
実際にどの程度内部に浸水しているかによって復旧可能性も大きくことなってきますが、実際に分解してみないことには分からないところですので、早速作業へと移りましょう。
今回の端末は画面側から内部にアクセスしていくタイプのAndroidになります。
このタイプの場合、バックパネル側が開かないタイプのものが多いので、画面側からしか浸水の恐れがないのですが、がっつりと水に浸かっているしまっている場合は、そこまで大差ないところかもしれません。
実際に開いてみると、画面を外した段階で画面の裏側が薄っすらと濡れている状態…。
これは画面も駄目になっているかもしれませんね。
ともあれ、内部の状態も確認したいので、画面を取り外して、その下の金属プレートを取り外します。
…こちらは全体的にがっつりと濡れている状態ですね。
基板を取り外してみると、その裏側までばっちり浸水しております。
バッテリーの裏側にも浸水が見られるので、バッテリーも取り外してそちらの水分も拭き取っておきましょう。
後は、取り出した基板を超音波洗浄機にかけて、内部に入り込んでいる不純物を取り除きます。
水没の程度によっては、敢えて洗浄しないという手もない訳ではありませんが、ここまでがっつり濡れてしまっている場合、洗浄しておかないとサビやカビなどの原因となってしまいます。
後は十分に乾燥させてから、組み立て直して動作確認です。
…うんともすんとも言いません。
基板側の部品を交換すればデータのバックアップをとれるくらいには復旧可能性がない訳ではありませんが、修理費用がぐっと上がってしまうので、残念ながら復旧断念となりますね。
携帯端末などの水没は、一時的な復旧は可能かもしれませんが、恒久的に修復するのは非常に難しい修理となってきます。
水没の程度によってはそこまで問題ない可能性もござますが、がっつり水没させてしまった場合は中のデータの重要性と修理費用とを天秤にかけて、どこまで復旧作業を試みるのかをご検討して頂けましたらと思います。
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