スマホスピタル アル・プラザ小松のアクセス・詳細 >>

本日は、通話時に相手の声が聞こえない…

イヤースピーカーに不良があると思われるAQUOS　sense4の修理についてです。

通話時に相手の声が聞こえない場合、ソフトウェア的な問題なども考えられなくもないのですが、イヤホンを使用すれば、相手の声は聞こえるとのことでしたので、ハードウェアの故障と考えられます。

基板側の問題の可能性もない訳ではありませんが、ひとまずはイヤースピーカー部品を交換して確認するのが先決ですね。

では、実際の作業工程へと移りましょう。

AQUOS　sense4は画面側から内部にアクセスしていくタイプのAndroid端末となります。

AQUOS　Rシリーズだとバックパネルを取り外せば、簡単に内部にアクセス出来ることを考えるとちょっと手間ですね。

画面側から取り外す必要がある場合は、画面の取り外しが最難関！

慎重に作業して、画面割れや表示不良が起こらないように作業します。

画面を固定している粘着テープが外せたら、バッテリーのコネクタを取り外してから画面と指紋認証のケーブルを外します。

バッテリーのコネクタは、液晶画面のケーブルの下に隠れているので、液晶のケーブルを少し持ち上げて取り外しましょう。

次は内部金属プレートとメイン基板の取り外しです。

イヤースピーカー部品は接点部分が基板の下敷き状態となっております。

そのため、メイン基板を取り外す必要があります。

メイン基板を取り外す際は、アンテナ線やカメラ、イヤホンジャック部品を取り外します。

また、基板の取り外し時はsimトレイの取り外しが必須。

取り外し時に見える部分にない分、忘れやすいところになってきますので、一番最初に外してしまうのが良いかもしれませんね。

メイン基板が外れたら、問題のイヤースピーカー部品を交換して、後は元通りに組み立て直して、動作確認です。

…通話時に問題なく相手の声が聞こえるようになりました。

これにて修理完了です。

AQUOSシリーズは、画面やバッテリー以外の部品の入手が中々難しい機種となります。

それでも、arrowsや京セラのスマホよりはまだまだ入手がしやすい方ですけどね。

画面やバッテリー以外でも機種やタイミング次第では部品単体での入手が可能なこともございますし、最悪中古端末を購入して部品移植という手もあります。

修理費用次第となるでしょうけど、修理が出来ないという訳でもございませんので、気になる方は是非一度ご相談して頂けましたらと思います。