水没して画面が映らなくなってしまったXperia10ⅲ liteの修理について
2022.12.27 修理速報 水没復旧修理 , Xperia 10 Ⅲ Lite
本日は、水没により画面が映らなくなってしまったXperia 10ⅲ liteの修理についてです。
水の中にがっつり入ってしまわれたようで、本体が振動などはするものの画面が全く映らない状態です。
内部の浸水状況によっては、基盤の洗浄なども必要になってくるでしょうけれども、電源自体は入っているようですので、恐らくは画面の交換で何とかなるハズ。
流石に画面の店頭在庫がございませんでしたので、取り寄せに2日ほど頂くことにはなってしまいましたが、手持ちに他のスマホもあったようですので、simカードだけ抜き出して、お預かりさせて頂きました。
では、実際の修理工程へと移りましょう。
水没端末ですので、まずは真っ先に分解して、内部の浸水状況の確認からとなります。
バックパネルを開けて、基盤を覆っているプラスチックカバーを取り外し、メイン基板からバッテリーのコネクタを取り外してから、全体を確認してみます。
…メイン基盤を取り外して見ましたが、こちらには濡れはほとんどありませんね。
一方、充電口やマイクがついているサブ基盤や画面コネクタの受け口のある本体下部の方には水滴が残っておりました!
画面コネクタ周辺が濡れておりましたので、これによって画面部品がショートして、故障してしまったんでしょうね。
画面が届くまでには時間があるので、サブ基盤を洗浄しておきます。
2日後、画面の部品が届きましたので、仮組み状態で動作確認です。
…無事、画面が映るようになりました。
後は、元通りに組み立て直して、一通りの機能を動作確認して、修理完了!
と思いきや、タッチが一部効かずにロック画面から抜け出せません…
画面コネクタの挿し直しやコネクタ受け口を接点洗浄剤で清掃。
何度か試してみたところ、タッチした箇所が少々ズレているようです。
実際に触れたところが若干上にズレちゃうようですね。
水没した端末だと映像が反転していたりという症状が出たりもするので、この症状も水没の影響でしょうね…
ひとまずは、内部データのバックアップは取れるようですので、ひとまずはこれにて修理完了です。
水没端末は、電源が入るように修理はするものの使用しているうちに内部に入り込んでしまった水分がサビやカビを招き、故障してしまうという可能性も否めません。
そのため、水没端末に関しては、あくまでデータのバックアップを取る目的による修理というスタンスでの修理請け負いとなってしまいますので、修理後の動作保証はつきません。
水没端末の修理をご依頼頂く際には、あらかじめその旨ご承知おき頂けましたらと思います。
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