雪に落としてしまったAQUOS sense4 plusの電源が入らない…。症状にもよりますが、充電口部品やバッテリーの劣化、基板の故障が疑われます。
2023.01.01 修理速報 バッテリー交換修理 , AQUOS Sense4 Plus
本日は、電源が入らなくなってしまい、充電ケーブルを繋いでもすぐに充電ランプが消えてしまうAQUOS sense4 plusの修理についてです。
心当たりとしては、雪かきの最中に何回か雪の中に落としてしまわれたとのこと。
その後、しばらくは問題なく使用出来ていたようですが、充電速度が遅く、電源が落ちてしまった後は充電すら出来なくなってしまった模様です。
充電口部分に入り込んだ雪が溶け、ショートしてしまったないしサビ・カビなどによる接触不良を起こしている可能性が高そうです。
…最悪、メイン基板側にまで影響のある故障を起こしている可能性もございますけどね。
今回は、既に新しい端末は用意しているとのことですので、最低限内部のデータが取り出せるようにさえ出来ればOKです。
と考えると、充電口かバッテリーを交換して、様子を確認してみたいところ。
充電ケーブルを挿した際に一応充電ランプが付くことを踏まえると、ひとまずはバッテリーの交換からでしょうかね。
ということで、実際の修理工程へと移りましょう。
部品の在庫がないので、お預かりした時点で出来ることは少ないですが、ひとまず内部に浸水していたり、充電口部品の接触箇所周辺などにショートした跡などがないかの確認は出来ますので、早速分解して内部を確認してみます。
今回の端末は、バックパネル側から分解するタイプのAndroidとなります。
plusのついていないノーマル機種だと画面側から分解するタイプのAndroid端末となり、そのつもりで心構えをしていたので、嬉しい誤算ですね。
ただし、指紋認証部品がバックパネル側についているので、バックパネル取り外し時にそのケーブルを断線させてしまわないようにだけ注意が必要です。
バックパネルを取り外してみたら、バッテリーコネクタを取り外して、内部全体の確認してみます。
…パッと見た感じでは濡れた跡などはございませんね。
基盤を取り外して、その裏側なども確認してみるも特に水濡れ跡は見当たらず。
ということは、水濡れによるショートが原因だとしてもサブ基盤の故障だけで完結しているかもしれませんね。
数日後…
交換用のバッテリーを確保出来ましたので、そちらを交換して電源QN、無事、電源が入りました。
充電反応も見られるので、一通り組み上げてしまいましたが、ここでハプニング!
充電ケーブルに繋いで、画面上も充電しているように見られるのですが、バッテリー残量が減っていってしまいます…。
充電口部分かサブ基盤の方に問題があるのかもしれませんね。
とはいえ、バッテリー残量も70%近くございますし、バックアップを取る分には問題なく使用出来るかと思われますので、今回の修理はここまでとなりました。
今回のお客様のように、雪かき中にポケットからスマホが落ちてしまい雪の中にINしてしまうということはよくあることかと思います。
溶けかけの雪の中でなければ、比較的水没・浸水の恐れも少ないですが、内部に入り込んだ雪が解けた際に充電端子部分を濡らしてしまい、時間の経過とともに水濡れ部分がサビたりカビたりして、接触不良になる可能性もない訳ではございません。
落とさないように注意することは勿論のことですが、もし落としてしまった場合は隙間などに入り込んでしまった雪は取り除いてあげるようにした方が無難かもしれませんね。
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