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本日は、電源ボタンが全く効かなくなってしまったAQUOS Zero 5G basicの修理についてです。

AQUOSシリーズは、交換部品の流通が少なく、画面やバッテリー以外の箇所となると中古端末からの取り外し品などを使用しないと修理出来ないため、修理費用が結構割高になってしまう傾向がございます。

今回は比較的安価なジャンク端末を用意出来たので、比較的安価に抑えられましたが、こればかりはタイミング次第。

修理箇所などによっては、掘り出し物が出てくるまで少々お待ち頂いても良いかもしれませんね。

と前置きはさておき、実際の修理工程へと移りましょう。

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今回の端末は、バックパネル側から内部にアクセスしていくタイプのAndroidとなります。

画面側から取り外すタイプの端末よりは比較的容易に分解しやすいですが、機種によっては断線しやすそうなケーブルが近くに這わせてあったり、指紋認証の部品がバックパネル側についていて勢いあまって断線させてしまう恐れがあったりということもあるので、分解前にその構造をきちんと確認しておくようにしましょう。

今回の端末に関していえば、バックパネルの塗装が少々剥がれやすそうなので、バックパネルの取り外し作業前にバックパネル側からヒートガンや加熱マットで温めてあげてから作業した方が良いでしょうね。

バックパネルが外れたら、基板を覆っているプラスチックカバーを取り外して、バッテリーのコネクタを取り外します。

後は電源ボタンの部品の箇所を確認。

…基板の横側に配置されているようですね。

このままだと作業が出来ないので、メイン基板を取り外していきます。

ほとんどの端末はsimトレーを取り外さないとメイン基板を取り外せない構造になっているので、こちらを取り外し忘れないようにしましょう。

最悪、simトレーやsimカードが破損してしまいます。

メイン基板が外れたら、問題の電源ボタンの部品を取り外します。

…交換部品と見比べても特に壊れていそうな感じがしないですね。

最悪、基板側のコネクタ受け口に問題がある可能性も浮上してきましたが、ひとまず部品を交換して動作確認をしてみましょう。

…無事、電源が入りました！

ボリュームボタンの方も特に問題なく動作しておりますので、これにて修理完了です。

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前頭でAQUOSの交換部品の流通が少ない点に触れておりましたが、他にもarrowsや楽天BIGなどの楽天専用端末なども交換部品の入手が難しいです。

最悪、同機種の中古端末を用意すれば修理自体は不可能ではございませんが、修理費用が高額になってしまう傾向がございますので、データのバックアップさえ取ってあるのであれば買換えも視野に入れてどうするかをご検討して頂けましたらと思います。