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本日は、バックカメラが効かなくなってしまったGalaxy A21の修理についてです。
カメラが使用出来なくなってしまった場合、カメラ自体の故障が疑わしいのですが、ソフトウェア上の問題が原因のこともございます。
再起動したり、アップデートをしたり、他のカメラソフトを使用してみたりして改善すれば、コチラが原因の可能性が高いですね。
とはいえ、一番疑わしいのは、カメラ部品の故障。
こちらを交換して、動作確認してみるのが、原因特定をするうえでは一番手っ取り早いです。
ただし、分解を伴う以上どうしても作業工賃がかかってしまうので、修理ご依頼前にOSのアップデートや他カメラソフトでも動作しないのかを確認してみると良いでしょうね。
なお、今回はフロントカメラの方は問題なく機能していたので、バックカメラの故障の可能性が濃厚です。

と、前置きはこれくらいにしておいて…
実際の修理工程へと移りましょう。
今回の端末は、バックパネル側から内部にアクセスしていくタイプのAndroid端末です。
バックパネル側に部品が付属しているようなこともないので、比較的分解しやすい端末ですね。
一応、裏側からみて右端の方にアンテナ線が何本か配線されているので、こちら側を避けるようにしてバックパネルを取り外すようにしましょう。

バックパネルが外せたら、基板を覆うプラスチックカバーを取り外して、バッテリー接続の取り外して
後は、基板に接続されているバックカメラ部品を交換するだけです。
ただし、今回の端末は、バックカメラのコネクタが基板の裏側に配置されております。
そのため、一度基板自体を取り外す必要があります。

基板の取り外しもそう難しくはないのですが、冷却用グリスがくっ付いていて、少々取り外しづらかったりします。
ネジの外し忘れさえなければ、そこまで力を込めなくても外れますが、念のためネジの外し忘れがないかを確認しておくのが良いでしょうね。
バックカメラの交換が済んだら、元通りに組み立て直して動作確認です。
…無事、バックカメラが映るようになりました。
これにて修理完了です。

前述でも触れておりますが…
カメラの故障の場合、ソフトウェアに問題があって、一時的に使用出来ないようなこともない訳ではありません。
また、ストレージの容量が不足していたりすると、カメラソフトが立ち上がらなかったり、写真を撮っても保存されていなかったりということもございます。
ストレージの容量についても一度確認しておくと良いでしょう。