Arrows Beの充電しても電源が入らない端末の修理依頼を頂きました。
Arrows Be F-04Kは、日本の電機メーカーである、富士通が製造するスマートフォンです。
ArrowsBeは、2018年5月に発売されたモデルとなります。
5.0インチのディスプレイにcpuがSnapdragon 450、ram3GBとスマホをあまり使わない方やスペックを求めてない方向けのスマホになります。
当時価格は、31200円(税抜)で現在でも使われている方が多くいらっしゃいます。
こちらのスマホ、公式から洗えるスマホとして人気もありました。
IPX5/IPX8の防水性能にIP6Xの防塵性能があるスマホですが、5年も経過しているため防水・防塵性能は低下しています。
水没する恐れがありますので水辺では使用をお控え下さいませ。
また、今回分解を行いますので完全に防水性能が無くなってしまいます。
今回ご依頼頂いたArrowsBeは、充電ケーブルを差し込むと充電マークが表示され充電されますが、何時間充電しても電源が入らない状態でした。
経年劣化によりバッテリーが貯まらず、起動出来ない状態です。
もちろん電源ランプは赤く光っており、充電は出来ている状態です。
お問い合わせをいただく際、自分がなんの端末を使っているか把握する必要があります。
「スマホ」「Android(アンドロイド)」「Arrows(メーカー名)」だけでは絞り切ることができません。
なぜ、使っている機種を絞り込む必要があるか...
それは、機種(モデル)によって使われているパーツが異なり、それぞれ互換性がほとんど無いから。です。
ガラケーなどは背面を開けばバッテリーがあり、バッテリーの型番からバッテリーを取り寄せ出来ましたが、現在では背面を開けることが簡単にはできません。
では、どこで型番を調べればいいのか。
それはスマホの裏面にある型番が参考になります。
Arrows Beでは、裏面にF-04Kという表記がされています。
google等でF-04Kを調べるとArrowsBeが出てきます。
この型番以外にも、設定画面から確認ができたり、購入した際の箱などからもお調べが出来ます。
ただし、機種によっては、背面に型番が書いてないモデルもあります。
docomoやauなどでは型番がありますが、softbankでは型番の印字がほとんどありません。
見た目が似ている物が多いことから当店でも見た目では判断が出来ない場合があります。
このあとにもご紹介しますが、分解をすればわかることもあります。
早速分解していきますが、こちらの端末は背面から分解していきます。
背面はプラスチック製で出来ており、周りには防水のテープが貼られています。
Arrowsは特殊ネジY字ネジで止められていますが、バッテリー交換の際には不必要です。
バッテリーコネクタを外します。
本体からバッテリーを取り除きます。
先程ご説明した、分解すれば機種がわかる可能性がある。といった内容ですが、バッテリーにヒントがあります。
バッテリーにもそれぞれ型番がございます。
Arrows Beは、CA54310-0067という型番が記載されています。
ここからパーツや機種が絞り込めます。
端末によってパーツが異なる。と説明しましたが、同じメーカー内で他機種でも使えるパーツが一部存在します。
ほとんどが、異なるパーツですが、ArrowsBe(F-04K,F-05J)とSV(F-03H)/NX(F-01K)/M03/M04等で同じバッテリーが使えます。
大半は互換性が無いので、個人で買う際には型番にご注意下さい。
交換後は問題なく動作し、充電もしっかり出来るようになりました。
経年劣化により、充電されなくなる事もありますので劣化が見受けられたら交換をオススメ致します。
お問い合わせ時、型番をいただければスムーズにご案内が出来ますので事前にお調べをお願い致します。
スマホスピタル 八王子店 店舗情報
- 住所
- 〒192-0083 東京都八王子市旭町1番18号 南口第一ビル302号室
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- 9:00〜19:00
- hachioji@smahospital.jp
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