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水没したGalaxy A53 5G (SC-53C,SCG15)の復旧修理！

 

 

お風呂場で使用していたGalaxy A53。

水没させてしまい、カメラに水滴が入っていた事で気づいた様です。

しばらくの間は操作が出来ていたそうですが、突然電源が落ちてしまいその後からは動作しないとの事で

お持ち込みでのご依頼を頂きました。

 

最近では防水・防塵があるスマホが主流となりましたが、

スマホの防水・防塵は限界があります。

完全防水ではありませんので水辺での使用やお風呂場での仕様は厳禁です。

 

端末が温まると画面や背面を固定しているテープの粘着が弱まってしまうため

お風呂場では湯気でも水没してしまいます。

 

今回はガッツリ水没させてしまったとの事で復旧の依頼を頂きました。

 

水没した端末の復旧ですが、復活しても水没する前の状態には戻りません。

一度水没してしまうといつまで動作するか分かりません。

バックアップを取り買い替えを推奨していますので要注意です。

 

水没したGalaxy A53 5Gがこちらになります。

 

分解前ではカメラに水滴があるかどうかでの判断となります。

ガッツリ水滴が残っている事から内部はまだまだ濡れている状態です。

 

 

水没により背面パネルは簡単に開きました。

それぞれ付着した水滴を取り除き乾燥させます。

 

 

基板やドックコネクター側に残った水滴を取り除き必要な箇所を洗浄、乾燥しチェックを行います。

洗浄だけで復旧する場合もあればパーツが故障していたり、基板が故障している場合もございます。

 

 

チェックした所、基板自体が故障している状態でした。

基板修理ではドナー機(同端末)が必要となります。

 

基板修理を行った後、動作テストを行いますがディスプレイも水没により故障している状態でした。

ドナー機があるため基板を入れ替える事で画面やパーツ類をそのまま使えます。

 

 

各パーツの動作チェックを行い修理完了となります。

 

 

 

ドナー機よりパーツを入れ替えていますがメイン基板は水没したものですので早めにバックアップを推奨します。

 

水没による故障はどのくらいの金額がかかるか分かりません。

お風呂場で使用する際にはバックアップをしっかりと取ったり、壊れてもいいスマホなどを使う事を推奨します。

 

スマホの機種によっては修理パーツの仕入れが困難なモデルがございます。

仕入れが出来ないパーツでも同様にドナー機があれば修理対応可能ですのでお気軽にご相談くださいませ。