Androidのアップデート(バージョンアップ)Androidのアップデートはするべきなのかというご相談をいただくことがあります。基本的に、使っている端末で新しいAndroidバージョンが利用できるようになると、アップデートをするように促すメッセージが表示されることが多いです。新しい機能が使えるようになったり、セキュリティが強化されたりなど基本的にはユーザーにとってメリットがあるものではございますが、指示通りにバージョンアップをした結果、予期せぬ不具合に見舞われたという事例もあります。 新しいバージョンが配信されたらすぐにアップデートするべき?最新のAndroidが配信されたとき、すぐにアップデートするべきか否かですが、基本的には、すぐにアップデートをすることは避けた方が良いかと思います。 新しいプログラムやシステムは、バグや不具合を抱えているリスクがあります。開発会社もチェックをしているはずですが、膨大な機種の種類、使っている環境など全ての端末に正常に動作するという保証は正直いってありません。そのため、不具合情報などを調べて配信されているバージョンに問題がないかしばらくの間確認しつつアップデートをするか検討することをお勧めします。 不具合は随時修正されていくことが多いので、万が一何らかの問題があった場合、不具合が解消されたさらに次のバージョンが配信されてからアップデートするということができます。 しかし、先にアップデートをしてから不具合が起こってしまった場合は、基本的にダウングレードすることはできないため、バグ等が修正されるまで待つほかなくなります。 アップデートする前に確認するべきこと実際にアップデートをする前には、いくつか確認しておくべきポイントがあります。・データのバックアップはできているか・本体の空き容量は十分か・バッテリーの充電が少なくなっていないか まず絶対にやっておくべきことが、データのバックアップです。頻度は高くないものの、アップデートが失敗するケースがあります。このとき、修復するための手段として初期化が必要になることがあるため、バックアップをしていないと、全てのデータが消えてしまうことになります。そのため、万が一に備えてバックアップを行っておくことが重要です。 また、本体の空き容量が少なくなっている場合、前述のアップデートの失敗が起こりやすくなります。データを保存しすぎて空き容量が少ない場合は、不要なアプリや写真を削除するなどして、本体の空き容量をある程度確保してからアップデートすることをおすすめします。 さらに、充電残量が少ない状態でアップデートを開始すると、途中で電力を使い切ってしまい、正常に完了しないまま電源が切れてしまう危険があります。アップデートを正常に終えられないと、システムの不具合などが非常に起こりやすいです。不要なトラブルを避けるためにも、100%まで充電しておき、可能であれば充電したままアップデートすることをお勧めします。