今の時期かなり多い修理は水没復旧作業になります。恐らくかなり暑くなるので、休みを利用して川や海、プールなどに涼しさを求めていかれるからでしょう。そのため、夏は水没の修理依頼がかなり多くなります。水没をしてしまうと基板がショートしてデータが取り出せなくなることが多々あります。また、錆などで端末が起動しなくなってしまったり、することもあるので、注意が必要です。今回は水没してしまった際に復旧する確率を少しでも上げる為にやるべきことを紹介します。水没してしまったらどうしたらいいの?水没させてしまった際はまず端末を水から引き揚げて水分をふき取ります。拭き取り終わったら、ちゃんと動くか確認したいところですが、まず電源を落としましょう。多くの方は電源が入ることに安心してしまいそのまま使い続けてしまいます。ですがその時は使えても次の日に使えなくなることがほとんどです。当店にお持ち込みくださるお客様のほとんどがこの状態です。電源が全く入らなかったり、画面は真っ黒だが反応はする状態だったりするわけです。この状態だと大体パーツの交換作業が必要になります。なので電源が入るからと安心をせずまず電源を落としましょう。電源を落したら次に基板を乾燥させないといけません。基板をきちんと乾燥させるにはスマホを開く必要があるのですがAndroid端末は素人が簡単に開けられるようなものではありません。開ける際に液晶を傷つけてしまったりすると画面が映らなくなってしまうこともあるので修理店へ持っていくようにしましょう。修理店で持っていき水没した旨伝えるのですが、修理店でもiPhone専門の修理店も少なくありません。なので修理店へ行くときはAndroidの端末も対応してくれるのかを調べてから行くようにしましょう。当店での水没復旧作業はAndroidもiPhoneも両方させていただいております。復旧作業の内容としてはまず基板を本体から取り外し基板の洗浄作業をします。洗浄後最低でも4~5時間ほどいただき基板をしっかりと乾燥させたのち一度組み上げて起動させてみます。起動した場合はその状態でお返しさせていただきます。起動しなかった場合はバッテリーや画面などを仮付けしてみて起動確認をします。パーツを交換することにより起動する場合はそのパーツを交換してお返しさせていただくという流れになっております。ですが起動した端末でもずっと使えるというわけではありません。一度水没してしまった端末は基板に大きなダメージが入っています。復旧した後はすぐさまバックアップを取り機種変更するようにしましょう。