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Xperiaを含め、Androidスマホは画面部品が本体に粘着で貼り付けられている機種が多く存在します。

iPhoneだとネジや内部のツメで画面が固定されているため、画面部品そのものが安定して取り付けられるのですが、

粘着で取り付けられている画面部品は、何らかのきっかけで部品が浮くことがあります。

そういった画面浮きの多くは、内蔵バッテリーが膨張したがために画面が持ち上げられて発生するのですが、

中には、バッテリー膨張とは関係なく画面が浮いてしまうこともあります。

ちょっと珍しい事例ではありますが、先日はそんな事態に陥ってしまったXperia Z3 Compactの修理ご依頼をいただきました。

 

こちらのZ3 Compact、前日の夜までは通常通りお使いになっておられたそうなんですが、

朝、起きてチェックしようと思って手に取られたところ、画面が浮き上がっていて、何にも表示されなくなっていたそうです。

確かに、充電ケーブルを挿してみても、充電そのものは始まるものの何にも表示されません。

 

 

充電口付近を見てみると、確かに画面が浮いています。

この機種は、画面部品が本体フレームに粘着で固定されていますので、

その粘着が何らかの理由で緩んでしまったようです。

 

通常、この機種を分解する際は背面パネルを取るところから始めるのですが、

今回はお客様にご了承いただき、この浮いた画面部品を本体から剥がして内部を確認してみることにいたしました。

画面を固定する粘着がまだ一部残っていますので、

それらを慎重に剥がしながら、画面を少しずつ浮かせていきます。

 

画面が完全に浮いたため、内部を確認してみると、

なんと画面部品のケーブルが断線してしまっていました！

画面がつかなくなったのは、このケーブル断線が原因と考えて、ほぼ間違いないでしょう。

 

この機種は背面から分解していきますので、

画面から浮かせて画面部品が完全に取れることはないのですが、

断線しているがために、もうこの時点で画面部品が取れてしまいました。

おそらく、何らかの原因で粘着が緩んで画面が浮き、そこに何らかの力が加わって、画面ケーブルに傷が入ってしまった様です。

 

ただ、つかなくなった原因が画面にあることはほぼ間違いなさそうですので、

今度は背面から分解していき、画面部品を接続してみました。

 

新しい画面部品なら、表示もタッチも問題なさそうです！

では、この画面部品を正式に取り付けていきましょう。

 

新しい画面を新しい粘着でしっかりと固定し、修理完了！

これで画面浮きも解消されました。

 

また、こちらのお客様は、修理後もまだまだこの機種を使い続けていきたいとのことでしたので、

画面保護フィルムもお買い上げいただきました！

修理スタッフがお貼りしてお返しいたしました。

衝撃を吸収して画面を割れにくくしてくれるフィルムです。

Xperia Z3 Compactも、画面が割れると即、タッチがきかなくなってしまうことが多いので、

修理した画面を割れないようにする予防策はとても重要です・・・

 

Xperiaの画面が浮いてきたというご相談自体は、コンスタントに寄せられています。

ただし、その原因はケースバイケースですので、実際の端末を拝見して、考えられる修理を推測していくことになります。

お使いのXperiaやスマホの画面が浮き始めてしまったら、

まずはお気軽に梅田2号店までご相談ください。

考えられる修理をご紹介いたします！