AQUOS R2 Compact(SH-M09)画面が真っ暗なまま映らない故障になりデータ救出のご依頼!
2021.08.21 修理速報 データ復旧・データ取出サービス , AQUOS R2
今回はAQUOSのスマホをお使いの方から修理のご依頼を頂きましたのでその修理の様子をお伝えしていこうと思います!
故障の内容は・・・
どういう状態か伺ったところ、画面が真っ暗なまま何も表示されない状態で、さらに音が鳴ったり充電した時の反応はあるので、画面は映らないけど電源は入っていそうとの事でした。
機種はSH-M09という型番のAQUOS R2 Compactという機種になります。
お話を伺った感じだとディスプレイの部分のダメージで画面表示が何も表示されなくなってしまったのかなと思います。
通常だと新しい画面部品を用意して取り換えていく事で修理を進めていくのですが、この機種の場合は部品自体が製造されていないので普通に修理を進める事が難しいです。
そこで今回は、基板移植という方法を用いてデータ救出を試していく事になりました!
基板移植というのは文字そのままなのですが、基板というものを移植する作業です。
スマホのデータは基板というものの中に記録されている部分があるので、別の本体を用意して基板を移植していくとそちらの本体にデータを移動できるという仕組みになります。
今回の故障だと直る確率は高そうですが、移植する基板自体が壊れていると移殖先でも壊れたままの症状が出てしまうので、その場合は復旧が難しい内容となります、
最終的には実際に移植作業をして直るかどうか判断するしかないので、基板が壊れている可能性がある場合にはダメもとで試していくような感じになります。
お持ちいただいた端末がこちらになります。
右側にあるスマホが元々使用していてデータを救出したい端末です。
基板の入れ替えを行えば正常なディスプレイのある本体で起動できるので、おそらく表示が復活すると思われます。
基板の移植をするには2台の端末をどちらも分解していきます。
上記の写真は背面パネルや基板を覆っているカバーを取り外した状態です。
ここから各部品のコネクターなどを外して基板を取り出すのですが、この機種は少し変わったつくりをしていたのでご紹介します。
両サイドの真ん中あたりにフレームのくぼみに収まるプラスチックの部品があります。
この小さなしろいプラスチックが留め金になっていて、基板がずれたりしないように施されています。
この部分を内側にずらすと基板がスッと外れるようになります。
基板を持ち上げると裏側にディスプレイ関連のケーブルが繋がっているので注意が必要です。
2台の基板を取り出したら、別の本体の方に入れ替えて、再度組み上げを行いました。
基板移植作業の結果、元々使用していたスマホのデータの救出に成功!
内部状態を残してそのまま移植されるので、基板が無事であれば今回に様にデータの救出が出来ます!
今回は2~3時間ほどお預かりしての対応となりました。
データを救出したいという方で同様の作業をご希望の方がいらっしゃいましたら事前にご連絡いただければと思います。
スマホスピタル 大丸札幌店 店舗情報
- 住所
- 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西4丁目7番地 大丸札幌店3F KiKiYOCOCHO
- 営業時間
- 10:00〜20:00(無休。年末年始・夏季休業は別途お知らせします)
- sapporo@smahospital.jp
対応店舗一覧
最寄りの店舗をご選択ください。