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スマホに標準搭載されつつある

防水性能。

 

防水性能がついているのに水没してしまった。

本日はそんな端末の水没基盤洗浄のご案内になります。

 

 

本日お預かりしたのは

Xperia XZ3

になります。

 

暖かい飲み物をこぼしてしまい

その後から電源が入らなくなってしまったようです。

 

 

 

防塵・防水の性能を表す規格を

保護等級IP

と呼んでいます。

 

IPの後に数字が２ケタつきます。

その数字の大きさが性能の高さを表しています。

例えば 性能が IP６８ であれば

６ が防塵性能

８ が防水性能

を表しています。

性能の詳細についてはこちら

 

防水性能の最上級が８になりますが、

水面下での使用が可能となっております。

ただ、水没のテスト内容が

IPX7以上かつメーカーと機器の使用者間の取り決め

としか書かれていないため、

機種によって性能に違いが出てきます。

 

今回のXperia XZ3は

IPX8相当の防水性能を備えております。

SONYがテストした環境が

 

常温で水道水、かつ静水の水深1.5mの水槽に

静かに本製品を沈めた状態で約30分間、

水底に放置しても本体内部に浸水せず、

電話機としての性能を保つことです。

 

となっております。

この条件を外れると水没してしまいます。

 

今回のお客様は暖かい飲み物を

こぼしてしまったということなので

常温ではなく水道水でもないので

水没してしまったようです。

 

電源が入らない原因も浸水により

液晶画面が壊れてしまったようです。

今回は画面の修理も承りました。

 

 

洗浄中の写真を撮り忘れてしまい、

画面修理の写真のみになります。

 

 

画面を剥がして

残っている水分やゴミ等を綺麗にして

新しい画面をつけていきます。

 

 

無事電源が入り操作できるようになりました。

 

水没した端末は

残念ながら長くお使いできません。

時間の経過とともに

基盤の状態が悪化してしまうリスクがあります。

 

復旧後は速やかなバックアップをお願いいたします。