水分、異物の検出エラーが出て、充電が出来なくなってしまったgalaxy A52Sの修理について
2022.10.23 修理速報 ドックコネクター交換修理(充電部分) , Galaxy
本日は、特に水没したりした訳でもないのに、充電口に水分、異物が検出されたと表示され、充電が出来なくなってしまったgalaxy A52Sの修理についてです。
最近のAndroid端末は、充電口に水分や異物があるとそこから電気を流さないようにして、内部の電子部品などのショートによる二次被害を防ぐような機能が搭載されている機種が出てきました。
故障時の修理箇所の拡大の防止や起動が出来てバックアップを取ることが出来る段階で修理か買換えを検討することが出来る良い機能ではあるのですが、誤感知による充電不可という問題も引き起こしたりするのが難点。
こういった場合、充電口の交換だけで直る場合もあるのですが、水分や異物を感知する部分の部品が故障している可能性もあります。
前者になると、単純な部品交換で修理が可能なため、そこまで高額な修理ともならないのですが、後者の場合、基板修理となるため、修理費用が高額になってしまうのが手痛いところ。
ですが、充電口の部品だけ交換してみて、直らなければ修理断念ということも可能です。
…その場合は、多少の作業工賃は必要になってしまいますけどね。
ともあれ、まずは充電口部品を交換して様子を見てみましょう。
今回の端末は、バックパネルを取り外せば、メイン基板やサブ基盤にアクセスすることが出来るタイプのAndroid。
バックパネルも塗装が剥げやすかったり、割れやすかったりもしないので、比較的作業のしやすい機種となりますね。
アンテナ線だけ、バックパネルを固定している接着剤付近に配線してあるので、誤って断線させないように注意しましょう。
バックパネルが外れたら、メイン基板を覆っているプラスチックカバーを取り外して、バッテリーの接続を解除します。
次は、充電口の部品がついているサブ基盤の取り外し。
スピーカーがくっ付いているプラスチックカバーを取り外せば、目的のサブ基盤が見えてきます。
メイン基板との接続ケーブルや画面のケーブル、アンテナ線などを取り外して、サブ基盤の取り外し、新しい部品へと交換します。
後は元通りに組み立て直して、動作確認です。
…異物感知のエラーが出ることなく、充電が出来るようになりましたので、これにて修理完了です。
今回の端末は日本では未発売の端末だったこともあり、国内に互換部品の流通のないものでした。
とはいえ、グローバルモデルの方が互換部品の製造自体は活発なので、国内限定モデルなんかよりは全然修理はしやすいんですけどね。
今回は、1週間ほどで目的の部品を入手、修理が可能でした。
ですが、国外からの部品の取り寄せの場合、配送予定日が1ヵ月後だったりする場合もございますし、予定日より遅れてしまうこともままあります。
お急ぎでの修理をご希望の場合は、中古端末などを探してきて、該当部品や基盤自体を移植して対応することも可能ですので、お気軽にご相談して頂けましたらと思います。
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