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本日は画面が付かなくなってしまったXperia10ⅱの修理についてです。

原因と思わしきことをお聞きすると、お風呂場で使用していて水ポチャしてしまったとのこと。

すぐに取り出して、直後は使用出来ていたようですが、そのうちに画面が点滅するようになり、最終的には真っ暗な状態に…。

画面フィルムに割れがあったので、最初は落ちた衝撃による画面破損かと思ったのですが、こうなるとスマホ内部に浸水してショートしてしまった可能性が高いですね。

内部の浸水具合によっては、水没洗浄作業も行いたいところですが、どちらにせよ画面の交換は必要そうですので、ひとまずは画面を取り寄せさせて頂き、修理作業へと移りましょう。

 

まずは、バックパネルを外して、基盤を覆うプラスチックカバーを外して、バッテリーの接続の解除からです。

現時点で、電源を切ることが出来ない状態ですので、バッテリーのコネクタを外して強制的に電源を落とすまでは、ショートさせないように特に慎重な作業が必要ですね。

今回は、この時点で特に水濡れ等は見当たりませんでしたが、水滴などがあればしっかりと拭っておいてから作業するようにしましょう。

次は、画面のコネクタの取り外しです。

下側にあるサブ基盤を覆うプラスチックカバーを外すと見えてきます。

…若干ですが、画面コネクタ周辺に水濡れがありますね。

となると、この浸水により、画面部品がショートして使えなくなってしまったんでしょうね。

画面だけでなく、基板側のICチップなどにまでショートの影響が及んでいなければ良いのですが…

ともあれ、水濡れ部分を拭ってやり、コネクタ部分を接点洗浄剤で清掃、新しい画面を仮付けしてみます。

…無事、画面が付きますね。

表示やタッチなどにも問題が無さそうですので、組み立て直してしまい、再度動作確認。

一通りの機能に問題は見られませんでしたので、これにて修理完了です。

 

水没や画面割れにより画面が完全に映らない端末の修理可能かどうかの判断基準の最大のポイントとなるのは、電源が入っているかどうかです。

振動がしていたり、アラームが鳴ったり、電話が繋がったりといった画面の表示以外の機能で電源が入っていることを確認出来る端末の場合、かなりの割合で修理が可能なことが多いです。

勿論、基盤が駄目になってしまっていて、画面を交換しても症状が改善しないという可能性も完全には否定出来ませんけどね。

画面が映らず操作が出来ないからと完全に壊れてしまったと諦めてしまわないで、一度当店のような修理店にご相談してみることをおススメ致します。