水没により、電源が入らなくなってしまったHuawei P30 liteの修理について
2023.05.31 修理速報 水没復旧修理 , Huawei P30lite
本日は、誤って洗濯機に水没させてしまったHuawei P30 liteの修理についてです。
店頭で実機を確認してみると、simトレーの蓋の部分が破損して、かなり浸水しやすい状態でした…。
水没からあまり日が経っていないのは良かったのですが、状態としては悪いかもしれませんね。
とはいえ、実際に内部を見て見ないことには始まりません。
分解して、内部の浸水具合の確認、洗浄作業をしていきましょう。
まずは、外装カバーの取り外しからです。
Huaweiの端末は、覆うように外装カバーが取り付けられているものも多いのですが、今回の端末はバックカバーを取り外すだけで内部にアクセス出来る比較的容易に分解できるタイプのAndroid端末です。
ただし、指紋認証のケーブルがバックカバー側に付属しているので、断線させないように要注意!
…バックカバーが外れた段階で、内部に水滴が散見していますね。
ともあれ、目に見える水滴を全て拭き取って、バッテリーコネクタを取り外して、メイン基板やサブ基盤、バッテリーなどを取り外していきましょう。
メイン基板を取り外した裏側も大分濡れてしまっていますね…。
基板全体が濡れてしまっておりますし、細かなところに洗剤などが入り込んでしまっているでしょうから、メイン基板とついでにサブ基盤を超音波洗浄機にかけて、不純物を取り除きます。
洗浄後は、完全に乾燥させてから組み立てを行いたいので、数時間風通しの良いところに置いておきましょう。
乾燥作業中に、洗浄機にかけられないような部品の水分を全て拭き取っておきます。
乾燥作業が完了したら、元通りに組み立て直して動作確認です。
…やはり、電源が入りませんね。
後は基板修理を試みても良いのですが、修理費用との兼ね合いからここで修理断念となりました。
水没端末であっても、水没の程度や水没後の適切な対処などによっては基板洗浄作業だけで復旧が可能なこともございます。
とはいえ、一度水没している端末に関しては、復旧してもいつ使用出来なくなってもおかしくないと考えられるので、修理をするにしても内部のデータのバックアップを取るための作業と考え、ご依頼して頂けましたらと思います。
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