バッテリーの膨張により、simトレイが抜けなくなってしまったHuawei Mate9のバッテリーの交換。
2022.04.16 修理速報 バッテリー交換修理 , HUAWEI Mate9
本日は、バッテリーの膨張によりsimカードの抜けなくなってしまったHuawei Mate9の修理についてです。
膨張により外装カバーが持ち上がり、simトレイと干渉して、simトレイが抜けないような状態になっておりました。
外装カバーのネジを外し、simトレイを少しでも平らになるように調整してやるとsimトレイを取り出すことが出来ました。
ただ、画面が持ち上がるくらいバッテリーが膨張しておりましたので、衝撃などが加わった時に発火などの恐れもなくはないので、バッテリーの交換か買換えを勧めさせて頂きましたところ、この端末のバッテリーの交換は、比較的安価だったこともあり、バッテリー交換をご依頼して頂けることになりました。
Mate9は、iPhoneなどと同じように、充電口付近に特殊ネジで外装カバーを固定してあります。
こちらを取り外すと、画面を覆うように外装カバーが被さっているのですが、バッテリーの膨張により、半分くらい自然に外れてしまいました。
こうなると、後は外装カバーを上にスライドさせるように持ち上げれば、簡単にカバーを取り外せます。
外装カバーには、指紋認証センサーのケーブルが付いていますが、ケーブルが大分長いので知らずに引っ張っても断線する恐れはなさそうです。
次は、バッテリーのコネクタを覆っている金属プレートを取り外し、バッテリーのコネクタを取り外します。
後は、バッテリーを取り外して交換するだけですが、バッテリーを固定している粘着テープが強力なことに加え、バッテリー自体がかなり膨張しているので、慎重に取り外していきます。
バッテリー交換後は、元通り組み直して、動作確認。
…電源は入りますが、simカードの認識が甘いです。
simトレイをを外そうと試行錯誤されていた際に、simトレイが若干変形してしまい奥まで入りづらいようです。
流石にsimトレイだけ単体では売っていなさそうですし、少しだけsimトレイの形を整えてやり、simカードを認識してくれるように調整してみました。
一度抜き差ししてみても問題なくsimカードを認識してくれましたし、ひとまずこれにて修理完了です。
バッテリーの膨張は、化学反応によりバッテリー内部に可燃性のガスが溜まることにより生じます。
バッテリーパックはこのガスが漏れないように密閉されているので、通常は発火などの恐れはないのですが、落下の衝撃などの何らかの要因により内部のガスが漏れたりすると発火や爆発の恐れがあります。
また、スマホの構造などにもよりますが、画面の故障を招いたり、基板自体の故障を招いたりする原因にもなります。
スマホケースなどに入れていると中々気付かないかもしれませんが、一目見て気付くくらいまでバッテリーが膨張しているようでしたら、早めにバッテリーを交換するか端末を買い換えるかをご検討して頂ければと思います。
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