水没ってどんな状態のことなのか一般的に水没と耳にすると水の中にジャボンと落としてしまう事を想像する方が多いですが、修理業界では違った捉え方をしております。もちろん上記の意味合いが多いですが、他にもお風呂場での使用や雨や汗、海水、飲み物をこぼした時に濡れてしまうなど様々な要因でスピーカーなどの穴から水が入り、内部の水没反応シールがピンク色に変色していると確実に水没した状態となります。(※耐水性能のある機種でも同様ですのでご注意ください。) 昨今のスマホ市場は多種多様な機種が毎年発売されており、耐水性能や防水性能が備わっている機種も続々と発売されておりますよね。しかしそのような耐水性能や防水性能が備わっている端末でも水没してしまうことがございます。画面とフレームの間に耐水テープが付いており、耐水、防水性能が付与されておりますが、経年劣化や温水や湿気に弱く徐々にその機能も失われていくようです。 また水没後、Androidにおきまして起動はしても画面にロゴマークが表示されては消えを繰り返す症状に陥る場合もございます。この症状はロゴループと呼ばれています。水没復旧ってどんな作業? 水没復旧とは端末内部の基板(マザーボード)を取り出し基板をエタノール系溶水で超音波洗浄を行う作業の事を指します。このとき、基板に付着した不純物が取り除かれます。また端末側の水濡れも全て飛ばし乾燥させます。 洗浄作業をして乾燥させた基板を端末に再度取り付けて起動するか確かめます。修理にかかるお時間は3時間半~4時間が目安となってまいります。 この時起動しなかった場合は、バッテリーや画面パーツもしくはその両方を新しいパーツに替えて起動を試みます。パーツの交換後起動した場合は、【水没復旧の料金】に加算してでパーツの料金がかかるケースもあります。 それでも起動しない場合は、基板側が水濡れにより接続部分がショートし壊れてしまっている場合が多く修理不可となりますので調査費用のみ頂戴してのお返しとなります。復旧に成功すると・・・?水没復旧は端末内部のデータの取り出しが目的の作業となります。また一度水没した端末は復旧後、以前と同じように長く使える保証はできません。翌日やその日のうちにまた使えなくなる可能性もありますので復旧後はお早めに新しい端末へのデータの移行をオススメ致します。 水濡れしてしまいスマホが使用できずお困りでしたら、お気軽にご相談下さい。