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本日修理にお持ち込み頂いた端末は、Galaxy Note20 Ultra です。
横から見てみるとこのような感じに……。

明らかに背面のパネルが本体から浮き上がってしまっていますね。
初めて見ると驚くかもしれませんが、実はこれは意外とメジャーな症状。
その原因はバッテリーの膨張です。
スマートフォンなどの内部に搭載されているリチウムイオンバッテリーは、使っているうちに劣化とともに膨らんでくることがあるんです。
これはスマホに限らず、タブレットやゲーム機等リチウムイオンバッテリーを使用している端末ならどれでも起こりうる症状。
心当たりのある方は早めにバッテリー交換することをおすすめします。
そのままにしておくと更に大きく膨張し、パネル割れやバッテリー周りのパーツの損傷等様々な故障を引き起こす可能性があるからです。

 

それでは実際の修理に移りましょう。
今回の修理は、Galaxy Note20 Ultra のバッテリー交換。
まずは端末の分解から。
バッテリー膨張で背面パネルが剥がれてしまっていることからも分かる通り、こちらの端末は背面側から分解していきます。
本来であれば、ヒートガンなどで温めて粘着力を弱めながら少しづつ背面パネルを剥がしていくのですが、今回はバッテリー膨張で一部剥がれてしまっているため比較的容易に取り外しできます。
それでもガラス製なので油断はできませんけれどね。

パネルを取り外すと、様々なパーツが現れます。
バッテリーは中央に位置しているため、その部分を分解していきます。

この時点で横から見てみても、バッテリーが膨らんでいるのがわかりますね。

分解を進めると、ようやくバッテリーが見えてきます。
バッテリー自体も本体フレームに接着されているので、破損させないように慎重に取り外し。
バッテリーは丁寧に扱わないと発火などの危険があります。
膨張したバッテリーが取り出せたら、同じように新しいバッテリーを取り付けて組み立てます。
動作確認もしっかりと終えれば、修理完了です。