水没により、電源が入らなくなってしまったXperia1ⅱの修理について。本当に電源が入っていないのかを一度確認してみるのが良いです。
2024.05.14 修理速報 水没復旧修理 , Xperia 1 Ⅱ
本日は、水没により電源が入らなくなってしまったXperia1ⅱの修理についてです。
水没で電源が入らない場合、画面が映らずに真っ暗なだけで、電源自体は実は入っているというようなこともありえなくはないので、本当に電源が入らないのかを確認します。
アラームや着信音は鳴らないのかや強制再起動などで症状に改善は見られないか、電源ボタンの長押しなどでバイブレータが反応しないかなどで確認可能なので、修理のご依頼前にご自身で試してみると良いかもしれませんね。
今回は残念ながら何の反応も見られなかったので、後は実際に分解してみて色々と試してみることになります。
では、実際の作業工程へと移りましょう。
まずはバックパネルを外して、基板を覆っているプラスチックカバーを外し、バッテリーの接続を解除します。
電源が入っていなくとも、バッテリーから微小な電気の流れがあり、それが原因でショートして故障範囲が拡大するということを防ぐためにも真っ先に作業したいところです。
次は水没状況や基板や部品へのダメージの見極めです。
水没端末の修理は、基板を取り出して、そちらを洗浄、再度組み立てて動作確認というのが一般的な流れですが、基板の洗浄自体が基板にダメージを与えてしまうこともありますので、データ保存領域のあるメイン基板に水没の影響が少なそうであれば、敢えて洗浄せずに交換が必用そうな部品を交換してみるという手も考えられます。
今回はというと、メイン基板のところどころに青錆があったり、画面のコネクタ受け口の一部が黒ずんでいたりと、電源が入らない原因となりそうなところが多々ありました。
その中でも一番の原因となりそうなところが、バッテリーコネクタ受け口部分の破損…。
こうなるとバッテリーコネクタ受け口部品の交換が必用でしょうから、基板修理が必須です。
基板修理となると、修理費用が格段に変わってきてしまうので、修理金額と内部データの重要性を比較して、修理続行かを判断して頂くことになります。
今回は、金額的に難しいとのことでしたので、残念ながらここで修理断念となります。
水没端末の修理は、故障として顕在化している部分の交換・修理対応となることもあり、修理後また電源が入らなくなってしまうようなことも考えられます。
そのため、内部のデータがどうしても必要な方向けの修理となっております。
ただし、端末内部への浸水状況によっては、比較的再発する可能性の低い水没端末もない訳ではありません。
水没で電源が入らないからと言って、必ずしも重症という訳ではございませんので、水没でお困りの際には一度ご相談して頂けましたらと思います。
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