データと防水のジレンマ&水没復旧について
2020.06.04 お役立ち情報
スマホの防水機種で浸水して壊れた経験がある方は
どれくらいいらっしゃるでしょうか。
修理店には実際、防水機種が水没状態になってしまってお持ち込み頂くことが
多々ありますので世間的にも多いのでは?と感じています。そして・・・
【 防水は信用しきれない 】
というのがスタッフの共通認識となっています。
難しい話は抜きにして、修理店らしく防水と水没
その修理対応などについて書いてみます。
と言いましたがその前に・・・
分解すると防水は無くなる
修理にあたりデータ、価格の次に重要視されているように感じるのですが
こればかりはどうしても、どうにもなりません。
ご想像の通り、防水はパーツの隙間を埋めて内部に水分が入らないようにしています。
防水の方法はゴムパッキンのようなものを挟み込んでいるのではなく
隙間になる部分を粘着シールなどで埋める方法での防水です。
製造時(新品購入時)やメーカー修理の場合は、組み立て後の防水性能検査で
合格した状態で手元に届くのが通常・・・に対して
非正規修理の場合はその逆、というより防水検査ができません。
加えて純正の防水シールは手に入らないので
その結果、防水は無くなるものとしてご案内しております。
データはそのまま修理したい
メーカー修理に出さない理由の一つに【データの初期化が必要となった】という事が
あると思います。手元に戻るまでに時間がかかるというのもあるでしょう。
修理が必要になった時、データのバックアップができる状態であれば
大きな問題にならないかもしれませんが、操作ができずバックアップが無いとなると
何を最優先に考えるかで選択することとなります。
データと防水で考えた場合は以下になると思います。
・データ重視 → 非正規修理店での修理
・防水重視 → メーカー修理、または買替え
水没したら完全復活は望めません
さて、ようやく本題に入ります。(データ重視)
水没して電源が入らなくなったり、操作不能になったらその時点で
データはバックアップできません。
元々バックアップをしている状態なら痛いのは買替えにかかるお金と
データ復元の手間かと思います。
しかしデータのバックアップが無いとなると、まずそのスマホを
何らかの方法で復旧させてバックアップするしかありません。
そんな時にご案内するのが【水没復旧作業】となります。
水没復旧作業の目的は【データのバックアップができる状態に復旧させる】
という事を前提としているため通常の修理とは目的が違ってきます。
例えば、水没後に幸い起動や操作が問題なくできているのに音が鳴らない
という状態になったとします。
この時はやはり水没による不具合であれば、水没復旧作業をしますが
それで音が鳴るようになるかは何とも言えません。
スピーカー交換で直ったとしてもその後の保証はできないものとなりますし
後になって他の不具合が出てくるかもしれません。
こういったことから、データの必要性によってお勧めする選択肢は以下の通りです。
・データを取り出したいができない状態 → 水没復旧作業
・データの心配はなく不具合がある状態 → 買替え
その他の選択肢も色々考えられますが、価値観が大きく関わってくるため
それらについては時と場合によります。
スマホスピタル 名古屋金山店 店舗情報
- 住所
- 〒460-0022 名古屋市中区金山1-16-11グランド金山ビル3F
- 営業時間
- 11:00-20:00
- nagoyakanayama@smahospital.jp
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