暑い季節とバッテリー膨張は防水との相性最悪です!
2021.06.11 お役立ち情報
スマートフォンを選ぶ時に防水かどうかという事を条件付け
している方、多いのではないでしょうか。
防水スマホを条件にしても今ではほとんどが防水機種なので
逆に防水ではない機種を選ぶ方が困難かもしれません。
多くの修理品を見ていると当たり前のようにある防水ですが
実はそんなに強い防水では無いように感じます。
防水機種でも内部に水分が入っているスマホを多く何度も
見てきました。 水没復旧のご依頼でお持ちいただく事も
実際のところ少なくありません。
でも、防水機種の防水に意味が無いという事ではありません。
当店にお持ちいただくものは数少ない例が集中しているだけの
可能性も考えられますし、今まで水没して壊れた事は無いと
いう方もいらっしゃると思います。
では防水機種で浸水してしまうのはなぜか考えてみましょう。
【 防水スマホの強さは全部同じでは無い 】
防水スマホなら水中撮影できますよね!と思っていませんか?
こんな風に思っている方のほうが少ないとは思いますが・・・。
防水スマホと認識されている機種でも、水分がかかった時など
短時間の耐性があるだけの防水や少しの時間なら水没しても
浸水を防げるくらいの防水など様々です。
【 浸水を防いでいるのは、ほぼ粘着シールです 】
部品と部品の隙間にゴムパッキンなどを挟み込んで防水を
しているスマホは過去に多くありました。
しかし、現在の防水スマホでそういった構造の物を見ることは
無くなりました。ゴムパッキンの代わりに多いのは粘着シール
つまり両面テープです。ゴムパッキンであれば経年劣化や
薬剤などで変質しない限り防水は継続します。
対して粘着シールでは粘着剤がありきとなります。
ゴムパッキンと同じく経年劣化や薬剤などでの変質はもちろん
ありますが、粘着は熱や油に弱いのが大きな違いです。
端末が発熱などして温かくなっているたり
手脂やハンドクリームの浸透で粘着がはがれやすくなり
悪化が進むと浸水しやすくなります。
【 本体の変形(バッテリー膨張含む)は防水の天敵 】
本体が変形する原因はやはり落下が一番多いと思われます。
おしりのポケットに入れて座るなども曲がりの原因となります。
こうして本体そのものが変形してしまう事もあれば
バッテリー膨張で内側から圧力が掛かってしまう事で
画面や背面のパネルが剥がれ浮き上がってくることがあります。
あからさまな状態になれば見た目の判断も容易ですが
わずかな浮き上がりは意外と分からないものです。
そんな状態で水分が掛かれば簡単に浸水してしまうことも
また容易に想像できると思います。
バッテリー交換後は防水が無くなってしまう事を前提で
修理のお受付となりますが、そのまま使うより大きな違いが
出てしまうのも事実です。もちろん膨張したバッテリーは
早期交換が吉です。
防水性能に限っては完全復活をお望みの場合、機種変更の
お勧めになってしまいますが、悪化予防やある程度改善対応
でしたらお力になれるかと思います。
まずはお問い合わせ下さいませ。
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