防水・耐水スマホはどれだけ水に耐えられるのか?
2019.04.26 お役立ち情報
Xperiaなど、防水・耐水をうたったAndroidスマホも多くなりましたが、この耐水性能はいかほどのものなのか、気になりますよね!
スマホスピタル堺東店では、スマホの水没復旧も行っているのですが、「防水だっていうからお風呂で使ってたんだけど、水が入ってしまったみたいで…」という方も良くご来店されます。
防水だっていうから安心して使っていたのに水没してしまっているので、お客様からすれば納得がいかないと感じることもあるかもしれません。
防水、耐水性能のあるスマホは、実際どれくらい水に耐えられるものなのでしょうか?
■わかりやすい耐水性能の確かめ方
メーカーの公式WEBサイトでカタログページを見ると、スマホの性能や仕様を見ることができます。
防水・耐水性能のあるスマホならば、「IPX5/8」などとかかれた表記があり、これが防水(水の入り込みにくさ)・防塵(チリやホコリの入り込みにくさ)を表す指標となります。
基本的には数字が大きければ大きいほど防水・防塵性能が高いので、まずはこの数字がどれだけあるのかを確認してみましょう!
■IPとはなんぞや?
IPとは、国際的に定められた電子機器の保護性能を表す等級です。
試験で定められた基準によって数値が決まり、防水・防塵性能を確かめるときの目安となります。
アルファベットの「IP」の後ろにある2ケタの数字が性能の高さを表し、1ケタ目が防塵を、2ケタ目が防水性能の等級を示しています。
例えば、「IP68」とかかれていれば、防塵性能が6、防水性能が8あることがわかるわけですね!
■等級の高さについて
防塵性能は0~6、防水性能は0~8までの等級に分かれており、数字が大きいほど性能が高くなります。
それぞれの等級でどれくらい性能が違うのかは以下の通り
防塵
0:特に保護されていない
1:直径50mm以上の固形物ならば防げる
2:直径12.5mm以上の固形物ならば防げる
3:直径2.5mm以上ならば防げる
4:直径1mm以上ならば防げる
5:有害な影響が発生するほどの細かい粉塵も防げる
6:粉塵をほぼ防げる
防水
0:特に保護されていない
1:真上から直角に落ちてくる水滴程度なら防げる
2:直角から15度の範囲で落ちてくる水滴なら防げる
3:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴なら防げる
4:あらゆる方向からの水しぶきを防げる
5:あらゆる方向から水を吹きかけられても防げる
6:あらゆる方向から勢いよく水を吹き付けても防げる
7:ある程度の水深、水圧でも(深さ1m程度)、一定時間なら耐えられる
8:7よりも深い水深でも耐えられる
大抵の場合、メーカーの公式ページでは「〇メートルの水深で〇分間耐えられる」「直径〇ミリメートルの粉塵に〇分間晒しても内部には侵入しない」など、細かい数値も添えて防水・防塵性能を証明しています。それも合わせて確認してみましょう!
ただし、完全に水や粉じんを防げるスマホはほとんどありません。防水・防塵性能は経年劣化で落ちてきますから、買ってから数年たったスマホだと、防水をうたっていたものだとしても水没してしまうこともあります。
あくまでも普通の生活レベルでの防水・防塵性能だと認識して、あまり無茶な使い方はしないようにすることをオススメします!
スマホスピタル 堺東店 店舗情報
- 住所
- 〒590-0028 大阪府堺市堺区三国ヶ丘御幸通59番地 南海堺東ビル北館8階 南海堺東駅クリニックセンター
- 営業時間
- 10:00〜19:00
14:00~15:00(休診)
フロアマップと営業時間が異なります。
- sakaihigashi@smahospital.jp
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