スマホの画面が割れた!修理業者に頼んでもOK?スマホの総務省登録修理業者制度とは
2024.01.31 お役立ち情報
いつでもどこでもメールやソーシャルネットワークができて、インターネットを使って調べものをしたり、買い物をしたり便利なアプリを利用したり。スマホは、すでに私たちの生活の一部となっています。最新のスマホは画面も大きくて見やすく、空いた時間にはゲームをしたり写真を撮ったりなど、常に片手に持ちながら移動している人も多く見かけます。
しかし利用回数が多いということは、それだけ故障のリスクも高くなるということです。中でも1番多く挙げられるのは画面のトラブルではないでしょうか?
特に、スマホは画面全体が液晶になっているため、うっかり落としてしまい画面が割れたという話をよく聞きます。そんな悲劇が起こってしまった時、大事なスマホの修理はどこに出すのが良いのでしょうか?壊れてしまった機種の直営店や電気屋さん、ドコモ、ソフトバンク、auなど、ご自身が利用されているキャリアショップに持っていくという選択も考えられます。しかし、コストを抑えるために、それ以外の修理業者に依頼するケースも増えています。
今回は、「総務省登録修理業者制度」という制度ついてとスマホの画面修理を修理業者に依頼する際の注意点をご紹介します。
目次
総務省登録修理業者制度ってなに?
スマホ利用者の急速な増加とともに、メーカーでない携帯修理業者に修理や部品交換などを依頼するケースが増えてきました。修理業者を利用することによって修理代のコストを抑え、待ち時間の短縮も可能になりましたが、修理後も電波法で規定している技術基準に適合しているかどうかが不明だという問題点がありました。
そこで総務省は登録修理業者という制度を作り、登録基準に適合する場合は、総務大臣の登録を受けることが可能となったのです。
どんな制度なのか知っておこう!
登録修理業者制度はスマホの修理業者ならば申請が可能で、総務大臣の登録が必要です。さまざまな書類を提出して総務省の審査が通った業者のみが登録修理業者になれます。
登録修理業者制度に登録しないことは違法ではありません。しかし、 実際に修理(変更の工事)を行ったにも関わらず技適表示を除去しなかった場合などには、罰金や懲役の恐れがあると考えられます。
厳しい審査内容についても知っておこう!
登録修理業者制度に登録するためには厳しい審査を受けなくてはなりません。その内容は簡単な書類を提出するだけのものではなく「電波法」や「電気通信事業法」に基づいた、さまざまな必要書類と厳密な審査が必要となります。以下に審査内容の一部を簡単に挙げてみました。
- ・部品の仕入れ元や管理方法
- ・修理を行う機種と箇所
- ・依頼品の安全管理や情報管理
- ・作業を行う施設
- ・修理者の技術の担保方法
未登録の店舗に修理を依頼するのはNG?
先ほども述べたように登録修理業者制度の登録は必ずしも義務ではなく、未登録だからといって違法業者というわけではありません。しかし定められた審査を受けていないわけなので、未登録業者を利用することにより危険を伴う可能性はあります。例えば、危険な事故の発生率が高かったり、修理パーツが低品質で端末故障の原因になったり、スタッフの技術力が低いなどといったリスクもあります。
登録修理業者制度はあくまで電波法を基準としているので、端末メーカーの正規修理業者とは異なります。したがって修理したことによってメーカー保障が無効になってしまったり、新機種が発売されれば再登録が必要だったりと、修理業者にとっても登録を維持するのは大変な制度なのです。
スマホ修理業者に頼むメリット
ここからは、スマホの修理をメーカーではなく、修理業者に依頼する際のメリットとデメリットをご紹介します。それぞれのメリット・デメリットをよく考え、修理業者に依頼するのか、メーカーに依頼するのかをよく検討しましょう。また修理業者に依頼する際は、登録修理業者かどうかに加え、その業者の口コミなどもチェックすると安心ですよ。
【メリット1】対応が早い
正規の修理では、即時に対応してもらうことが難しく、予約をしても待たなければならなかったり、いったん預かられて修理後に郵送だったりする場合もあります。しかし修理業者の場合は営業時間が長い場合も多く、対応の速さも売りにしています。空き状態によっては画面割れの修理ならば1時間程度で終了する場合もあります。今や私たちのライフラインでもあるスマホとなれば、飛び込みで依頼して即日修理完了は、とてもありがたいですよね。
【メリット2】データが保持される
また正規修理の依頼の場合、場合によってはデータが初期化されてしまうため、バックアップを取って修理後に自分で復元するという面倒な作業が必要な場合があります。しかし修理業者に依頼する場合は、正規の依頼と比べるとデータが保持されることが多いようです。
【メリット3】正規店に比べて費用が安い
そして、なんといっても最大のメリットは修理にかかる料金です。使用しているキャリアの保険に加入している場合を除いては、画面割れの修理のみでも1万5,000円を超えてしまう場合があります。しかし修理業者の場合、修理料金に多少の幅はあるものの正規修理店よりも安い値段を提示している店が多く、1万円以下で画面割れを直してくれるお店がほとんどです。お店によっては、他店のほうが安ければその値段に合わせますという修理業者まであるようです。
修理業者に頼むデメリット
【デメリット1】正規メーカーの保証から外れてしまう
メリットばかりに思える修理業者の利用ですが、もちろんデメリットもあります。修理業者で画面割れを直す際に、その機種の正規部品を使っていない場合があります。これは修理代を安く抑えるためなのですが、そのためメーカー保証から外れてしまう場合が多いようです。
修理業者で直した後に何かしらの不具合があって正規ルートでの修理が必要な場合、メーカー保証から外れてしまっているので、多額の費用がかかる恐れがあります。修理業者に依頼する場合は、このリスクを必ず頭に入れておく必要があります。
【デメリット2】サービスのクオリティーにバラつきがある
次に、登録修理業者制度に登録されていない修理業者に起こりがちなのが、サービスのクオリティーの低さです。価格を安くするために人件費を削り、最低限の修理しかできない人を雇ったり、修理方法や手順を簡易化していたりする場合があります。
中には画面を直したものの、他の機能に不具合が生じてしまい、もう一度修理に持っていくとさらに修理代を請求されたなど、悪徳な業者も存在するようです。修理業者を利用する場合は、業者のホームページや批評などの事前チェックは怠らないようにしたいところです。
スマホの液晶修理なら
今回は、スマホの画面が割れてしまった時に、正規店以外の修理業者に依頼する際の注意点や、総務省が定めた登録修理業者制度について詳しくご説明しました。
今や生活になくてはならないスマホですから、その故障や修理にまつわる問題は、誰にでも起こりうる身近なもの。正規の修理店以外に依頼する時は、必ずお店の情報やサービスなどを事前にチェックしてから依頼するということが重要です。
ではスマホやiPhoneの液晶修理のご依頼を承っております。スマホの液晶トラブルでお困りのときはお気軽にご相談ください。
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