androidのスマホが重くなる原因には「スマホ本体の問題」「通信環境の問題」「アプリの問題」など、さまざまな理由が考えられます。動作が不安定な状態で使用を続けると、症状が悪化し、故障や事故につながるリスクもあります。そのため、スマホの動作に違和感を覚えたときは、早急な対応が必要です。本記事ではandroidのスマホが重くなる原因のほか、対策や解決策について紹介します。【原因は4つ】Androidのスマホが重たくなるのはなぜ?androidのスマホが重たくなる原因として「スマホ容量」「通信環境」「アプリ」「スマホ本体」の4つが考えられます。下記で、それぞれについて詳しく紹介していきます。1.ストレージの容量不足Androidスマホを長期間使用することで、動画やアプリなどのデータが溜まり、知らないうちにストレージ容量を圧迫していることが考えられます。「ストレージ」とは、データを保存する器のようなもので「ROM(ロム)」とよばれることもあります。スマホの本体内部には「CD」「DVD」「SDメモリカード」のようなデータを記録保管するパーツが搭載されています。ストレージ容量が圧迫されたままスマホの使用を続けると、スマホ本体の動作不良やアプリの強制終了が起きやすくなります。2.インターネットの接続不良androidのスマホが重いふたつ目の理由は「インターネットの接続不良」です。通信状況が悪いと、サイトの読み込みが遅くなったり、動画の再生が途切れたり、アプリが止まったりなどの症状が発生しやすくなります。使用している通信方法によっても、原因はさまざまです。モバイル通信の場合モバイル通信で動作が重い場合は「モバイルデータの通信速度制限」が考えられます。いわゆる「ギガ不足」のことです。ひと月あたりの契約容量を使い切ると、スマホ回線契約先から通信速度制限を受けてしまいます。通信速度制限が適用されると、通信速度が極端に遅くなり、YouTubeなどの動画視聴が困難になります。自宅Wi-Fiの場合自宅のWi-Fiで動作が重い場合は、ルーターの稼働状況を確認しましょう。ルーターとは、自宅内のインターネット回線の親機にあたる機器を指します。長期間使用していて本体が熱を持っている場合などは、ルーターが正常に作動していない可能性も考えられます。ルーターに問題があると、自宅内のWi-Fiが正常に通信できなくなるため、自宅Wi-Fiに異常を感じたときはルーターを確認することが大切です。屋外Wi-Fiの場合屋外のWi-Fiに接続した際に、動作が重い場合、回線混雑による通信速度低下の可能性が考えられます。普段、通信状況が良好な場所であっても、イベントなどの大勢が集まる環境下では、回線の混雑により接続が不安定になります。3.アプリの問題androidのスマホが重い3つ目の理由は「アプリの問題」です。「起動しているアプリ自体の問題」「インストールされたアプリがスマホ全体に悪影響を与えている場合」などの原因が考えられます。起動しているアプリの問題起動しているアプリの問題であれば、スマホのスペックが古いなどの理由で、アプリの処理が追い付いていない点が挙げられます。近年のゲームアプリはグラフィックが高性能であるため、数年前のスマホでは描画が追い付かず、動作が重くなったり起動しなかったりすることがあります。アプリがスマホに悪影響を与えている可能性インストールしたアプリがスマホの動作に悪影響を与えている可能性もあります。このほか、バックグラウンド(最小化)で起動しているアプリが多すぎても、メモリ(RAM)を圧迫し、動作が重くなります。4.Android本体の劣化androidのスマホが重い4つ目の理由は「Android本体の劣化」です。使用期間が2年を超えると、バッテリーなどの劣化による不具合が顕著に表れるようになります。また、androidのバージョンが古いままの使用でも、最新アプリが正常起動しない可能性が高まります。スマホ本体のメーカーサポート期限は、発売から5年程度と定めているメーカーがほとんどです。5年以上使用しているスマホの場合は、androidのバージョンアップの対象外となっているケースも考えられます。【これで解決!】Androidのスマホの動作を軽くする方法androidのスマホが重いと感じたら、環境や設定を見直すことで、症状が改善することがあります。動作を軽くする具体的な方法について、下記で紹介します。スマホを再起動するandroidのスマホが重いときに最も簡単にできる対処法です。スマホを何日も起動した状態だと、メモリの使用量が蓄積してしまい、スマホ本体やアプリの動作が重くなってしまいます。スマホを再起動することでメモリ(RAM)をリセットできるため、動作の不具合が改善される可能性があるのです。アプリの整理やアップデートをするandroidのスマホが重い時はアプリの整理とアップデートを行ってみてください。ウィジェットやアプリを整理するandroidのホーム画面には「時計」や「天気」など多くのウィジェットを表示できますが、表示するウィジェット数に比例して、スマホへの負荷は大きくなります。同様の理由としてライブ壁紙をなどの動きのある壁紙も動作を重くするひとつの要因です。ウィジェットの表示数を減らしたり、壁紙を静止画に変えたりすると、動作の軽量化を図れます。バックグラウンドのアプリを終了させるスマホを長時間起動している場合は、バックグラウンド(最小化)のアプリが過剰に起動していないか確認します。バックグラウンドアプリが多数起動していると、その分「メモリ(RAM)」を消費します。使用が終わったらバックグラウンド(最小化)のままにせず、アプリを終了させることが大切です。アプリやOSのアップデートを確認するスマホ本体やアプリに最新バージョンを適用することで、動作の軽量化や不具合への対応プログラムが反映されることがあります。不要なデータを整理するandroidのスマホが重い時は不要なデータの整理整頓を行いましょう。ストレージの空き容量を確保するストレージ(ROM)に保存されている動画やアプリのデータ容量が多くなると、ストレージを圧迫してしまいます。ストレージにある程度の空き容量がないと、動作が重くなるため定期的に不要なアプリやウィジェットを削除することが大切です。写真や動画データをクラウドストレージに移行させることも有効です。なお、ストレージの使用容量は、スマホ(android)の「設定」のメニューから確認できます。キャッシュを削除するインターネットの長期間使用によるキャッシュの蓄積もスマホが重くなる要因のひとつです。キャッシュとは一時的にデータを溜め込む機能であり、キャッシュ機能があることで、次回以降の同サイトの表示が早くなるメリットがあります。キャッシュにも保存できる容量の限界があるので、溜まったキャッシュを定期的に削除することで、スマホ動作の改善につながる場合があります。インターネットの通信を確認するスマホ本体やアプリに問題がない場合は通信環境を確認します。この場合、モバイル通信やWi-Fiに切り替えて、通信速度が改善されないか試してみる方法があります。モバイル通信の場合、速度制限が動作不良の原因のケースも少なくありません。自宅にWi-Fiを設置していないなどの理由で、頻繁に速度制限にかかってしまう場合は、契約プランの見直しを検討することをおすすめします。一方で、Wi-Fiに接続した際に通信速度が悪化する場合は、自宅のルーター本体もしくはルーターを設置している環境に問題がある可能性が考えられます。たとえば、ルーターの位置を確認し、電子レンジなどの電化製品の近くに置いていないか、ルーター本体にエラーが出ていないかを確認します。Wi-Fiルーターなどの通信機器は、電波を発生させる電化製品と干渉し、正常な動作ができなくなり、速度が低下する性質を持っています。バッテリーを交換する劣化したバッテリーを使用し続けると、スマホ本体への電力供給が不安定となり、動作が重くなります。場合によってはスマホ本体が故障する可能性があるため、早急なバッテリーの交換が必要です。なお、スマホのバッテリーの寿命は新品を購入してから約2年といわれています。すぐにバッテリーを交換できない場合は、スマホ本体の設定からバッテリーを保護する機能への切り替えもできるので確認してみましょう。スマホ修理専門店に相談するいずれの方法でも、androidのスマホが重い症状が改善しない場合はスマホ修理専門店への相談を検討しましょう。では、iPhoneやiPadなどのApple製品端末のほか、android端末の修理も行っています。古い機種から最新機種まで幅広く対応しており、郵送での修理も受け付けています。詳細はスマホスピタル京都駅前店のページで確認できます。Androidスマホの動作不良を放置するリスクandroidのスマホが重い状態で放置してしまうと、症状がさらに悪化する可能性があります。ここでは、スマホの動作不良を放置することで起こり得る具体的な症状について紹介します。バッテリーの劣化が早まるandroidスマホを動作不良のまま、放置してしまうとバッテリーの劣化が早まります。スマホの動作が遅いと、その分、各パーツがフルパワーで稼働することになり、同時にバッテリーを多く消費することになります。バッテリーの寿命は1~2年といわれていますが、毎日の頻繁な充電を繰り返していると、より短い期間で寿命を迎える場合もあります。スマホ内部の劣化が起こるandroidスマホの動作が重いまま使用を続けると、スマホ内部の物理的な劣化につながります。バッテリーの劣化が進むと、スマホ本体が熱を持ちやすくなります。バッテリーは熱を帯びると膨張する性質があり、この性質により液晶画面のヒビ割れ破損や発火事故につながる危険性があります。バッテリーは消耗品のため、1~2年で寿命を迎えるといわれています。androidスマホを長年利用している場合は、バッテリーの状況を確認し、必要に応じてバッテリーの買い替えや機種変更を行いましょう。まとめandroidのスマホが重くて困ったときは、スマホ内のデータ整理や設定の確認を行いましょう。本体の設定や通信環境を見直しても改善されない場合は、スマホ修理専門店への相談も有効です。また、OS(android)の最新バージョンが適用されないほど古い端末であれば、スマホの買い替えを検討しましょう。