これからの季節、突然の雨や水遊びでスマートフォンが水没する危険性が非常に高いです。最近のスマートフォンの防水性能は非常に高くなっていますが、それでも毎年夏になると水没復旧の修理のご依頼が急増します。なので今回は万が一Xperiaが水没してしまった時の対処法をご紹介します。Xperiaの防水性能Xperiaの最新機種のXperia XZ3はIP65/68の防水防塵に対応しています。防水防塵性能を表すIP65/68ですが、日本工業規格(JIS)で等級の意味が決められています。IP65/IP68のはじめの数字の6の部分が防塵性能を表しています。6は『耐塵系』といって完全に守られていて粉塵が本体内部に侵入してこないことを謳っています。IP68の後ろの数字の8の部分が防水性能を表しています。8は水没に対する保護、原則的に完全密閉構造になっているものに値します。つまりXperia XZ3の防水防塵性能については「粉塵が内部に侵入しない、かつ連続的に水中に置いても大丈夫」ということです。しかし、これは最新機種についている性能であって、過去のXperiaはこうではありません。防水性能が高いのがXperiaの特徴ですが、充電口などのパッキンの隙間から水が入り水没してしまうということが何件かありました。またXperiaXZ3のテストは真水で行われていたので、プールなど不純物がある水でも大丈夫という保証はありません。水没させたときにやってはいけないこと端末を水没させてしまった時って、どうしても焦ってしまいますよね。焦ってやってはいけないことを次々して、再起不能になることもあるので、注意が必要です。①電源を入れる電源が付くかどうかが一番心配だと思います。しかし内部に水がある状態で電源を入れてしまうと、内部基盤がショートしてしまうことも。②充電をする電源が入っていないから、電池がなくなったのかも。と思って充電をされる方がおられますが、これも絶対にしてはいけません。上記と同じく端末がショートする可能性がありますし、感電する恐れもあるので本体が完全に乾くまで充電はしないほうがいいでしょう。③ドライヤーで乾かす温風を当てて中の水分を蒸発させるという記事をネットで見ます。しかし、端末は熱に弱いので基盤の回路が壊れてしまう可能性があります。ドライヤーを使ったほうが早く乾きそうですが、自然乾燥が一番いいです。 上記3つは絶対にしないでください。これらを行うことで、復旧率が変わってきます。水没した後の対処法上記3つを行わないというのが鉄則ですが、水に濡れてしまった時は乾いたクロスで表面の水分をふき取り、天日干しするのがいいといわれています。それでも復旧しない場合は、当店のような修理店で修理するのもいいでしょう。 水没復旧修理も完全なる元の状態に戻すことはできないので、データのバックアップを取っていなくてどうしてもデータが欲しいという方にいお勧めです。水没復旧修理の内容は全機種同じ工程でさせたただいております。復旧事例 Xperiaのような高い防水性能がある端末でも、水没する危険性はあるので、これからの季節、注意してお使い下さい。