Android 10の登場とともに…先日Android 10が正式リリースを迎えてから、いくつかのスマートフォンにプログラムが配布されました。主にGoogleの開発する端末であるpixelシリーズや、Zenfone(ゼンフォン)5Z、Essentialphone、Nokia 8.1、One Plus 6T、Oppo Reno、Xperia XZ3、Vivo X27、Xiaomi Mi 9などがアップデート対象モデルです。 Android 10では、次世代通信規格である5Gを標準でサポートしており、また、フォルダブルなどの俗に言う「折り畳み型スマートフォン」のUIをフォロー・サポートしています。 Android 10最大の変更点はどこ?Android 10で行われたアップデートによって、最も大きかった変更点といえば、基本ナビゲーションバーの部分といっても過言ではないでしょう。Androidは標準で、ホーム・タスク・戻るボタンが下部に設置(3ボタンナビゲーション)されており、Android 9ではこの部分が、ホーム・タスクが一つのバーに、戻るボタンが隣に設置され(2ボタンナビゲーション)、今回のAndroid 10では一つのバーに統合され、ジェスチャーナビゲーションと名称を変えるに至りました。もちろん、このジェスチャーナビゲーションは、設定から2ボタンナビゲーションや3ボタンナビゲーションに変更が可能となっており、従来の操作性で操作をすることが可能です。 よりシームレスに現在使用しているアプリから手を放さず、設定を行なったり(設定パネル)、データの共有のスピードアップ、バックグラウンドで処理されていたアプリがフォアグラウンドになる際の挙動の制御などを行なうことができるようになり、また、iPhone同様に「位置情報を使用している間だけ位置情報の共有を許可する」ことができるようになり、セキュリティのより大きな強化がプログラムされています。 ダークテーマの登場Android 10のアップデートによって、ついにAndroidにダークテーマが登場しました。すべてのアプリとはいきませんが、UI自体と、Googleのアプリ、変更できる範囲ですべてに従来の白を基調にしたライトテーマから、明るい場所でも見やすい黒を基調としたダークテーマに変更が可能になりました。こちらのアップデートは、同じくダークテーマを実装予定としていたiOS13よりも一足先に行われました。ダークテーマは、有機ELディスプレイを採用しているスマートフォンにとってはバッテリーの節約にもなるため、嬉しい実装ともいえるでしょう。(そのため、バッテリーセーバーがONになると、自動的にダークテーマがONになるようです)